Amazonの減額返金とは、返品された商品の状態によって、商品代金の全額ではなく一部だけを返金する対応のことです。出品者出荷(自己発送)の注文では、出品者が返品された商品を確かめ、返金する金額を決めて手続きします。
ただし、減額できるのは購入者の都合で返品され、商品が開封・使用されているなど、理由がはっきりしている場合に限られます。出品者の側に原因がある返品で減額すると、トラブルや評価の悪化につながります。
この記事では、減額返金を考えてよい場面と避けるべき場面、セラーセントラルでの進め方、購入者への伝え方をまとめます。

減額返金を考えてよい場面・避けるべき場面
減額を考えてよい場面
- 購入者の都合(イメージと違った、間違えて注文した など)で返品され、商品が開封・使用されている
- 付属品や箱がそろっておらず、そのままでは新品として売り直せない
- 購入者の扱いによって、商品に傷や汚れが付いている
減額してはいけない場面
- 商品が壊れていた・不具合があった
- 注文と違う商品や色・サイズを送ってしまった
- 商品ページの説明と実物が違っていた
- 配送中に傷んだと考えられる
こうした出品者の側に原因がある返品では、全額を返金し、返送の送料も出品者が負担するのが基本です。迷ったときは、減額せずに全額を返金するほうが、評価やアカウントを守るうえで安全です。
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減額返金の前に確かめること
減額するかどうかを決める前に、次の点を確かめておきます。
- 返品の理由:購入者が返品のときに選んだ理由と、メッセージの内容を見ます。
- 商品の状態:届いた商品を開け、開封・使用の跡、付属品の有無、傷や汚れを確かめます。
- 写真を残す:箱の外側、中身、傷や汚れの部分を写真に撮っておきます。あとで説明が必要になったときの記録になります。
- 自分の返品条件:出品者のプロフィールに載せている返品・返金の条件に、減額の決まりを書いているかを確かめます。
減額の幅や、どんな場合に減額できるかの細かい決まりは、Amazonの返品ポリシーとして定められています。最新の内容は、セラーセントラルのヘルプで確かめてください。
セラーセントラルでの進め方
出品者出荷の注文の返金は、セラーセントラルの注文の管理から行います。画面の名前や手順は変わることがあるので、操作の前にヘルプでも確かめてください。
- 返品リクエストを確かめる:返品の管理の画面で、返品の理由と状況を見ます。
- 商品を受け取って状態を見る:上の「確かめること」に沿って、状態を確かめて写真を残します。
- 返金の画面を開く:注文の管理から該当の注文を開き、返金の手続きに進みます。
- 金額と理由を入れる:差し引く金額と、その理由を選んで入力します。
- 購入者に連絡する:返金したこと、減額した理由と金額を、購入者にメッセージで伝えます。
返品された商品を受け取ったら、返金の手続きは早めに行いましょう。返金が遅れると、購入者からAmazonに申し立てが入るきっかけになります。
購入者への伝え方
減額返金は、購入者にとっては予想していなかった結果になることがあります。手続きのあとに、理由を落ち着いた言葉で伝えることが大切です。
伝えるときのポイント
- まず、返品の商品が届いたことと、返金を手続きしたことを伝える
- 減額した理由を、商品の状態に沿って具体的に書く(例:開封され、付属品の一部が入っていなかった)
- 相手を責める言い方は避け、事実だけを書く
- 質問があれば受け付けることを書き添える
文面の例
「このたびは返品のお手続きをいただき、ありがとうございました。商品を受け取り、返金の手続きをいたしました。お届けした商品は開封されており、付属品の一部が同封されていなかったため、当店の返品条件に沿って、商品代金から一部を差し引いて返金しております。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。」
問い合わせへの返信の基本は、「【初心者向け】Amazon購入者からの問い合わせ対応マニュアル」でも紹介しています。
トラブルを防ぐための注意点
購入者から申し立てがあったとき
購入者が減額に納得できない場合、Amazonに申し立て(Amazonマーケットプレイス保証の申請など)をすることがあります。そのときは、残しておいた写真や、やりとりの記録をもとに、事実を落ち着いて説明します。最終的な判断はAmazonが行うため、記録が残っているかどうかが大切になります。
減額に頼らず、返品そのものを減らす
減額返金は、あくまで例外の対応です。「思っていたものと違った」という返品を減らすには、商品ページで大きさ・色・素材・使い方をはっきり伝えることが近道です。サイズが分かる写真や、使っている場面の写真を加えるだけでも、イメージ違いの返品は減らせます。
返品と返金の全体の流れは、「FBAと自己発送で違う?Amazon返品・返金対応の基礎知識まとめ」で紹介しています。
よくある質問
FBAの注文でも、出品者が減額返金できますか?
FBAの注文の返品と返金は、基本的にAmazonが対応します。出品者が自分で減額を決める場面は、主に出品者出荷の注文です。FBAで返品された商品の扱いや補償は、セラーセントラルのヘルプで確かめてください。
返送の送料は差し引けますか?
購入者の都合による返品では、返送の送料を購入者の負担にできる場合があります。出品者の側に原因がある返品では、出品者が負担するのが基本です。くわしい扱いは、Amazonの返品ポリシーで確かめてください。
減額の割合は自分で自由に決めてよいですか?
自由に決められるわけではありません。Amazonの返品ポリシーと、出品者のプロフィールに載せている返品条件に沿って決めます。条件をあらかじめ載せておくと、購入者にも説明しやすくなります。
まとめ
Amazonの減額返金は、購入者の都合で返品され、商品が開封・使用されているときなどに使える対応です。使うときは、次の順番を守ると安心です。
- 返品の理由と商品の状態を確かめ、写真を残す
- 出品者の側に原因があるときは、減額せずに全額を返金する
- 減額するときは、理由と金額を購入者にていねいに伝える
迷ったときは全額を返金し、返品そのものを減らす工夫に力を使うほうが、長い目で見てお店を守ることにつながります。


