TikTok Shop出店の条件と必要書類|法人・個人事業主別に整理

TikTok Shopには、日本で登記した法人か、開業している個人事業主として出店するのが基本です。必要な書類は、法人なら登記の証明書と代表者の本人確認書類、個人事業主なら本人確認書類と事業をしていることがわかる書類が中心です。審査の期間は申し込みの内容や時期で変わるため、書類をそろえてから申し込み、セラーセンターで進み具合を確かめるのが近道です。

TikTok Shopは日本で始まってまだ日が浅いサービスです。条件や画面は変わりやすいので、この記事では「何を準備し、どこで確かめるか」を中心に整理します。細かい条件は、申し込みの前にTikTok Shopのセラーセンターで確かめてください。

出店書類を机に広げて確認する担当者

目次

TikTok Shopに出店する条件と必要書類の全体像

まず、全体の流れをつかみましょう。

TikTok Shopへの出店は、大きく次の3つの段階に分かれます。

  1. 出店できる立場かを確かめる(法人か、個人事業主か)
  2. 書類と情報をそろえる(本人確認・事業の証明・口座など)
  3. セラーセンターから申し込み、審査を待つ

つまずきやすいのは、2つ目の「書類と情報をそろえる」段階です。

申し込みの画面を開いてから書類を探すと、途中で手が止まります。入力内容と書類の中身が少しでも違うと、審査で差し戻されることもあります。

先に書類をすべて手元に置き、そのあとで申し込む。この順番を守るだけで、やり直しは減らせます。


法人と個人事業主で違う出店条件

TikTok Shopでは、出店者の立場によって求められる情報が変わります。

法人の場合

法人は、日本で登記されていることが前提になります。登記とは、会社の名前や住所、代表者などを国に届けて記録してもらうことです。

申し込みでは、会社の正式な名前、所在地、代表者の名前などを入力します。これらは登記の内容と同じである必要があります。

たとえば、登記では「株式会社」が前に付くのに、入力では後ろに付けてしまう。こうした小さな違いでも、確認に時間がかかる原因になります。

個人事業主の場合

個人事業主は、事業として商売をしていることを示す必要があります。税務署に開業の届けを出しているかどうかが、ひとつの目安になります。

まだ開業の届けを出していない人は、先に手続きをしておくと安心です。どの書類が事業の証明として認められるかは、セラーセンターの案内で確かめてください。

どちらにも共通すること

  • 売上を受け取る日本の銀行口座があること
  • 連絡がとれる電話番号とメールアドレスがあること
  • 商品を発送できる体制があること
  • 売りたい商品が、出品できるカテゴリに入っていること

とくに最後の項目は見落としがちです。食品や化粧品、健康に関わる商品などは、別に許可や資格の書類を求められることがあります。


必要な書類と準備のしかた

ここでは、よく求められる書類を立場ごとに整理します。実際に求められる書類は変わることがあるので、申し込みの画面と案内で最終確認をしてください。

法人で準備するもの

  • 登記事項証明書(登記簿謄本とも呼ばれます。法務局や、オンラインの申請で取れます)
  • 代表者の本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真つきのもの)
  • 法人名義の銀行口座の情報

個人事業主で準備するもの

  • 本人確認書類(顔写真つきのもの)
  • 事業をしていることがわかる書類(開業の届けの控えや、確定申告書の控えなど)
  • 本人名義の銀行口座の情報

商品によって追加で必要になるもの

扱う商品によっては、販売に必要な許可証の写しを求められます。食品の製造や販売の許可、化粧品の販売に関わる許可、中古品を扱うための許可などが例です。

楽天やAmazonで同じ商品を売っている場合は、そのときに使った許可証が手元にあるはずです。先に探しておきましょう。

書類の反射に気づき角度を変える担当者

書類をそろえるときの確かめ方

書類がそろったら、次の点をひとつずつ確かめます。

  1. 書類の名前・住所と、これから入力する内容が同じか
  2. 発行日が古すぎないか(発行日の条件が案内に書かれていることがあります)
  3. 画像にしたとき、文字がはっきり読めるか
  4. 光の反射や影で、一部が隠れていないか
  5. 書類の四隅がすべて写っているか

スマホで撮るときは、明るい場所で、真上から撮るのがコツです。撮ったあとに拡大して、細かい文字まで読めるかを見ておきましょう。


申し込みから審査までの手順

書類がそろったら、申し込みに進みます。画面の名前や並びは変わることがあるので、流れとして読んでください。

STEP 1:セラーセンターでアカウントを作る

TikTok Shopのセラーセンターを開き、出店者として登録を始めます。メールアドレスや電話番号で認証をします。

ここで使うメールアドレスは、店の担当者が交代しても使い続けられるものがおすすめです。個人のアドレスにすると、あとで引き継ぎに困ります。

STEP 2:事業者の種類を選ぶ

法人か個人事業主かを選びます。ここを間違えると、求められる書類が変わってしまいます。選ぶ前に、自分の立場をもう一度確かめましょう。

STEP 3:事業者情報と書類を入れる

会社名や屋号、住所、代表者の名前などを入力し、書類の画像をアップロードします。

入力するときは、書類を横に置いて、一文字ずつ見比べながら進めると安心です。

STEP 4:口座と店舗の情報を入れる

売上を受け取る銀行口座を登録します。口座の名義が、法人なら法人名、個人事業主なら本人の名前と合っているかを確かめます。

店名や返品の連絡先などの店舗情報も入力します。

STEP 5:内容を見直して送る

送る前に、入力した内容を最初から見直します。送ったあとは、セラーセンターの画面で審査の状態を確かめられることが多いです。

書類と入力内容を見比べる担当者

審査にかかる期間と、止まったときの確かめ方

審査にかかる期間は、申し込みの内容や混み具合によって変わります。早く終わることもあれば、追加の確認で長くかかることもあります。

決まった期間を前提に販売の計画を立てるのは避けましょう。セールやキャンペーンに合わせて出店したい場合は、余裕をもって早めに申し込むのが安心です。

審査中に確かめること

  • セラーセンターの通知に、追加の書類や修正の依頼が来ていないか
  • 登録したメールアドレスに、連絡が届いていないか(迷惑メールのフォルダも見ます)
  • 審査の状態が「確認中」のままか、「差し戻し」になっていないか

よくある失敗

審査が止まったり、差し戻されたりする原因には、よくある形があります。

  • 入力と書類の表記が違う:住所の番地の書き方、会社名の表記などがずれている
  • 書類の画像が読めない:ぼやけ、反射、端が切れている
  • 口座の名義が合わない:法人なのに個人の口座を登録している
  • 許可が必要な商品の書類が足りない:カテゴリの条件を確かめずに申し込んでいる
  • 通知に気づかない:修正の依頼が来ているのに、そのままにしている

差し戻されたときは、理由をよく読み、その部分だけを直して出し直します。理由がわからないときは、セラーセンターのヘルプや問い合わせの窓口で確かめてください。


楽天やAmazonとの違い

楽天市場やAmazonで売った経験がある人は、違いを知っておくと準備が早く進みます。

楽天市場との違い

楽天市場は、出店前に審査と契約の手続きがあり、店舗としての作り込みも求められます。店舗の運営体制をしっかり見られる印象があります。

TikTok Shopは、動画やライブ配信から商品が売れる仕組みです。出店の手続きに加えて、TikTokのアカウントと店をどうつなぐか、動画を誰が作るかも考えておく必要があります。

楽天の条件や費用の詳細は、RMSの画面や出店の案内で確かめてください。

Amazonとの違い

Amazonは、出品者として登録し、本人確認を経て商品を出す流れです。商品ページは既にあるものに相乗りすることも多いです。

TikTok Shopでは、商品ページに加えて、動画で商品を見せることが売れ方に大きく関わります。書類の準備と同じ時期に、紹介動画の撮影も進めておくと、審査が通ったあとすぐに動けます。

Amazonの条件は、セラーセントラルのヘルプで確かめてください。

すでに他のモールで売っている人の強み

楽天やAmazonで使った書類や許可証は、TikTok Shopでも役に立つことがあります。商品の写真や説明文も、TikTok向けに整え直せば使えます。

ゼロから始めるよりも準備が早く進むので、手元にあるものから見直してみましょう。


よくある質問

副業の個人でも出店できますか?

事業として開業していれば、出店できる可能性があります。開業の届けを出していない場合は、先に手続きを済ませておくと安心です。条件はセラーセンターで確かめてください。

審査に落ちたら、もう申し込めませんか?

差し戻しの理由を直して、出し直せる場合が多いです。まずは通知に書かれた理由を確かめ、その部分を修正しましょう。

書類は紙の原本を送る必要がありますか?

多くの場合、画像をアップロードする形です。ただし求められる形式は変わることがあるので、申し込みの画面の案内に従ってください。


まとめ

TikTok Shopへの出店は、書類の準備で進み具合が大きく変わります。

押さえておきたいポイントは次のとおりです。

  • 法人は登記の証明書、個人事業主は事業をしていることがわかる書類が中心
  • 本人確認書類と、名義が合った銀行口座が必要
  • 許可が必要な商品は、許可証の写しも用意する
  • 入力内容と書類の表記を、一文字ずつそろえる
  • 審査の期間は変わるので、余裕をもって申し込む

今日からやることは、次の3つです。

  1. 自分が法人か個人事業主かを確かめ、必要な書類を書き出す
  2. 手元にない書類を取り寄せ、スマホで読みやすく撮っておく
  3. セラーセンターを開き、出品したい商品のカテゴリ条件を確かめる

書類がそろえば、申し込みは落ち着いて進められます。まずは手元の書類を机に並べるところから始めてみてください。

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この記事を書いたひと

はじめまして。
現在「BuzzPhoto」という、撮影からページ構成・画像制作までを一貫して行うサービスを運営しています。

私が最初にECに触れたのは会社員時代。
副業で欧米食器のオークション販売を始めたのがきっかけでした。その後、独立してBUYMAで無在庫販売を展開し、2016年頃にはメンズファッションカテゴリで月間ランキング1位を10回以上獲得。BUYMAの担当社員と一緒に韓国に買い付けへ行ったこともあります。
完全外注での運営に成功し、月商は1,500〜1,800万円を達成。

やがて無在庫販売の限界を感じ、自社製品の販売にシフト。
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング・Qoo10など、主要ECモールでの販売を経験しました。
特に楽天では「楽天ネーションズ」のリーダー店舗を担当し、15店舗のうち8店舗で売上を2倍に。

現在は現役ECセラーとして活動しながら、培ってきたノウハウを活かしながら同じように挑戦する方々のサポートをしています。

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