楽天の商品名は、RMS で決められた全角の文字数の上限内で入れます。大切なのは上限まで埋めることではありません。お客さまが検索する一番の言葉を前半に置き、補足の言葉を後半に回すことです。
スマホの検索結果では、商品名の後ろのほうが省略されやすくなります。そのため「見える部分に何を置くか」が、クリックされるかどうかを左右します。
この記事では、省略される位置の確かめ方、前半と後半に置く言葉の分け方、商品名を組み立てる手順、変えたあとの確かめ方までを順番に説明します。読み終えたら、その日のうちに自分の商品名を見直せる内容にしています。

楽天の商品名の入れ方は「上限」と「切れる位置」から考える
楽天の商品名の入れ方を考えるとき、まず押さえたい前提は2つあります。
- 文字数には上限がある:決められた数を超えると登録できません。
- 上限内でも、全部が見えるとは限らない:スマホでは途中で省略されることがあります。
上限の正確な文字数や、半角・全角の数え方は変わることがあります。RMS の商品登録画面と、楽天が出している店舗向けのガイドラインで確かめてください。
ここで覚えておきたいのは、商品名には役目が2つあることです。1つは、検索に引っかかるための言葉を入れること。もう1つは、検索結果を見た人に「これだ」と思ってもらうことです。
前半は、この2つの役目を同時に担います。後半は、主に検索に引っかかるための補足を担います。この分担を意識するだけで、言葉の並べ方がぐっと決めやすくなります。

スマホで省略される位置を自分の目で確かめる
どこで切れるかは、画面の大きさ、楽天のアプリかブラウザか、表示の並び方などで変わります。人から聞いた目安より、自分の商品で実際に見るのがいちばん確かです。
確かめる手順
- 手元のスマホで楽天市場のアプリを開きます。
- 自分の商品で狙っている検索語を、お客さまと同じように入力して検索します。
- 検索結果の中から自分の商品を探し、商品名がどこで省略されているかを見ます。
- 画面を保存し、省略される直前までの言葉を書き出します。
- 同じことをスマホのブラウザでも行い、違いがあれば両方メモします。

自分の商品が見つからないときは、商品名でそのまま検索しても構いません。目的は「どこまで見えるか」をつかむことです。
できれば、画面の大きさが違うスマホでも見てください。家族や同僚の端末を借りると、見え方の幅がわかります。小さい画面で見える範囲を基準にすると、多くの人に伝わる前半を作りやすくなります。
書き出した「見えている部分」を読んで、次の点を確かめます。
- 何の商品かが、見えている部分だけでわかるか
- お客さまが検索した言葉が、見えている部分に入っているか
- 記号や飾りの言葉で、見える部分が埋まっていないか

前半に置く言葉・後半に置く言葉の優先順位
省略される位置がわかったら、言葉の置き場所を決めます。考え方はシンプルです。「それがないと何の商品かわからない言葉」ほど前に置きます。
前半に置く言葉
- 主軸の検索語:商品の種類を表す、いちばん検索される言葉です。たとえば「水筒」「マグカップ」のような言葉です。
- 選ぶ決め手になる特徴:素材、用途、使う人など、お客さまが比べるときに見る言葉です。
- 主軸と組み合わせて検索される言葉:楽天の検索窓に主軸の言葉を入れたときに出る候補(サジェスト)から選びます。

後半に置く言葉
- サイズ、色、容量などの細かい仕様
- 型番や品番
- セットの中身や入り数
- ギフト、季節の行事など、使う場面を表す言葉
- 言い換えの言葉(同じ商品を別の呼び方で探す人向け)
後半の言葉は、見えなくても検索の対象になる部分です。ただし、商品と関係の薄い言葉を入れるのは避けてください。楽天のガイドラインで禁じられている入れ方もあります。RMS で確かめてから入れるようにしましょう。
迷ったときの判断のしかた
前と後ろのどちらに置くか迷ったら、「この言葉が見えなかったら、お客さまはクリックをためらうか」と考えてみてください。ためらうなら前半、ためらわないなら後半です。

上限内に収める商品名の組み立て手順
ここからは、実際に商品名を組み立てる手順です。今ある商品名を直す場合も、同じ流れで進められます。
- STEP 1:言葉を集める
楽天の検索窓に主軸の言葉を入れ、出てくる候補を書き出します。検索結果の上のほうに並ぶ商品の商品名も読み、よく使われている言葉をメモします。 - STEP 2:自分の商品に合う言葉だけ残す
集めた言葉のうち、自分の商品に当てはまらないものは消します。当てはまらない言葉で呼び込んでも、買われにくいからです。 - STEP 3:前半グループと後半グループに分ける
前の見出しの考え方で、残った言葉を2つに分けます。 - STEP 4:前半を先に完成させる
スマホで見える範囲に収まるように、前半グループの言葉を並べます。読んで意味が通るかを声に出して確かめます。 - STEP 5:後半を足して上限内に収める
後半グループの言葉を、大事な順に足していきます。同じ言葉の重複はここで削ります。 - STEP 6:RMS で登録して見え方を確かめる
RMS の商品登録画面で商品名を更新します。保存できたら、スマホで検索し直して見え方を確かめます。

文字数は、表計算ソフトの文字数を数える機能で目安をつけておくと楽です。ただし、数え方が楽天の仕組みと同じとは限りません。最後は RMS で保存できるかどうかで確かめてください。
商品が多いお店は、まず売上やアクセスの多い商品から手をつけるのがおすすめです。変えたときの手ごたえを確かめやすいからです。

変えたあとの確かめ方とよくある失敗
変えたあとの確かめ方
商品名を変えたら、そのままにせず、結果を見ます。
- 変えた日と、前後の商品名を記録する:あとで比べられるように、メモや表に残します。
- 同じ長さの期間で比べる:RMS のデータ分析の画面で、変える前と後のアクセス数や転換率(見た人のうち買った人の割合)を比べます。
- 一度にいくつも変えない:画像や価格を同時に変えると、何が効いたのかわからなくなります。
セールやイベントの時期は数字がふだんと違う動きをします。比べる期間にイベントが入っていないかも確かめてください。

よくある失敗
- 先頭を飾りの記号や宣伝の言葉で埋める:見える部分が減り、何の商品かが伝わりにくくなります。
- 上限まで埋めることが目的になる:関係の薄い言葉が混ざり、読みにくい商品名になります。
- 同じ言葉を何度も入れる:文字数を使うわりに、得るものが少なくなりがちです。
- パソコンでしか確かめない:パソコンでは全部見えても、スマホでは切れていることがあります。
- ほかの店の言葉をそのまま写す:自分の商品に合わない言葉が入りやすくなります。

よくある質問
商品名は上限いっぱいまで使ったほうがよいですか?
いっぱいにすること自体が大切なわけではありません。商品に合う言葉が残っているなら後半に足し、合わない言葉で埋めるくらいなら短いままで構いません。
「送料無料」などの言葉は前に置くべきですか?
前に置くと、スマホで見える部分が減ります。検索結果のほかの場所でも伝わるかを確かめたうえで、前半には商品そのものを表す言葉を優先するのがおすすめです。
商品名を変えると、検索順位が下がることはありますか?
順位は多くの要素で決まるため、一時的に動くことはありえます。変えた日を記録し、同じ長さの期間で数字を比べて判断してください。
まとめ
楽天の商品名は、文字数の上限内で「何を前に置くか」が大切です。
- 上限の数や数え方は、RMS の画面とガイドラインで確かめる
- スマホで省略される位置は、自分の商品で実際に見て確かめる
- 前半には主軸の検索語と選ぶ決め手になる特徴を置く
- 後半にはサイズや型番、使う場面などの補足を置く
- 変えたら記録を残し、同じ長さの期間で数字を比べる
今日からやること
- 売れ筋の商品をひとつ選び、スマホで検索して切れる位置をメモする
- 見えている部分だけで何の商品かわかるか、読み直す
- 前半に置く言葉と後半に置く言葉を付箋で分け、商品名を組み立て直す
- RMS で更新し、変えた日と前後の商品名を記録する
商品名は、お客さまが最初に読む一行です。見える部分を大切に使うことから始めてみてください。

