【保存版】2025年版 越境EC対応モール・プラットフォーム完全比較

「越境ECを始めたいけど、プラットフォームが多すぎてどれを選べばいいか分からない」
「海外展開したいが、各モールの手数料や特徴が複雑で判断できない」

国内市場の競争激化により、多くの企業が海外展開を検討していますが、適切なプラットフォーム選択は成功の鍵を握る重要な要素です。

このような悩みを抱えている越境EC事業者は少なくありません。

この記事では、2025年最新の越境EC対応モール・プラットフォーム12選の特徴を解説していきます。

この記事を読み終えた後、あなたは自社商材に最適なプラットフォームを明確に特定でき、具体的なアクションプランを立てて越境EC展開への第一歩を踏み出せるようになるでしょう。ぜひ最後まで読み進めてください。

目次

越境ECモール出店のメリット・デメリット

越境ECを始める際、自社サイト構築とモール出店のどちらを選ぶかは重要な判断です。特にモール型プラットフォームは、初心者でも比較的参入しやすい選択肢として注目されています。

ここでは、越境ECモール出店の主要なメリットとデメリットを詳しく解説します。

越境ECモール出店の主要メリット

モール出店最大の魅力は、既存の巨大な集客力を活用できることです。

大手ECモールは数億人規模のユーザーベースを持っており、自社で一から集客する必要がありません。

言語対応、現地通貨での決済、国際配送といった越境ECで最も困難な課題もモール側が代行してくれるため、専門知識がなくても商品登録だけで海外販売を開始できます。

初期費用も低く抑えられ、在庫リスクを最小限にしながら複数の海外市場を同時にテストすることが可能です。

越境ECモール出店の主要デメリット

モール出店には販売手数料や決済手数料が発生し、利益率に影響を与えます。

同一プラットフォーム内での価格競争が激しく、商品の差別化が困難になりがちです。独自のブランディングや顧客との直接的な関係構築も制限され、長期的なブランド育成には向いていません。

モール側のルール変更や手数料改定により事業戦略の見直しを迫られるリスクもあり、プラットフォームに依存した事業構造になる点は慎重に検討すべきでしょう。

【地域別】越境ECプラットフォームおすすめ12選

海外市場への参入を検討する際、どの地域のどのプラットフォームを選ぶかは成功の鍵を握ります。それぞれの地域には独自の商習慣や人気モールが存在するため、ターゲット市場に応じた適切な選択が重要です。

ここでは、主要地域の代表的なプラットフォーム12選を特徴とともに紹介します。

中国市場の主要プラットフォーム

天猫国際(Tmall Global)

中国最大のECモールで、月間約7億人のユーザーが利用しています。特に中間所得層の若年女性から高い支持を得ており、化粧品や健康食品の販売に適しています。

出店には現地法人が必要で審査も厳格ですが、成功すれば巨大な市場にアクセスできます。

京東国際(JD Worldwide/JD.com)

家電製品に強みを持つ中国市場2位のプラットフォームです。

品質重視の消費者層が多く、日本製品への信頼度が高いのが特徴です。物流網が充実しており、迅速な配送サービスで顧客満足度を高めています。

PCや家電製品を扱う事業者に特におすすめです。

考拉海購(Kaola)  

NetEaseが運営する越境EC専門プラットフォームで、コスメ用品やベビー用品、生活雑貨の販売に強みがあります。

約80ヵ国100社以上との取引実績があり、日本製品は最も高い売上を獲得しています。比較的新しいモールですが急成長を続けています。

Temu(テム)

2023年7月に日本上陸した中国系の新興プラットフォームで、圧倒的な安さが特徴です。2025年1月から日本企業の出店も開始し、招待制で日本の法人が参加可能になりました。

低価格商品の販売に適していますが、品質面での課題も指摘されています。

アメリカ市場の主要プラットフォーム

Amazon.com

世界最大のECプラットフォームで、アメリカでは約40%のシェアを誇ります。

FBAサービスを利用すれば出荷から配送まで代行してもらえ、Prime会員向けの優遇もあります。販売手数料は約15%と高めですが、圧倒的な集客力と信頼性が魅力です。

eBay

オークション形式から始まった老舗プラットフォームで、個人向け商材や中古品販売に強みがあります。

世界190カ国以上で展開しており、幅広い商品カテゴリーに対応しています。販売手数料は約16%ですが、ニッチな商品でも需要を見つけやすい特徴があります。

Walmart.com

アメリカ最大の小売チェーンが運営するECモールで、実店舗との連携が強みです。

招待制の出店システムを採用しており、品質重視の商品選定を行っています。

日用品や家庭用品の販売に適しており、Amazonに次ぐ規模を持つプラットフォームです。

アジア圏の主要プラットフォーム

Shopee

東南アジア最大のECプラットフォームで、7カ国で6億人以上のユーザーを抱えています。

販売手数料と決済手数料合計で約7%と比較的安く、モバイルファーストの設計が特徴です。化粧品、ファッション、雑貨の販売に適しており、ライブコマース機能も充実しています。

Lazada

Alibaba傘下の東南アジア主要6カ国対応プラットフォームです。

販売手数料は約2-4%と低く、現地ECと越境ECの両方に対応しています。家電や生活用品の販売に強みがあり、複数国への展開を1つの契約でカバーできる利便性があります。

Qoo10

韓国発祥で東南アジアでも展開するプラットフォームです。

若年層女性を中心にコスメやファッション商品が人気です。日本商品への関心が高く、K-POPブームも追い風となって成長を続けています。

比較的参入しやすい手数料体系が魅力です。

Coupang

韓国最大のECプラットフォームで、「ロケットデリバリー」として知られる超高速配送サービスが特徴です。

2024年から日本の倉庫サービスも開始し、最短3日で韓国消費者に商品を届けることができます。韓国市場への参入を検討する事業者におすすめです。

PChome

台湾最大のECプラットフォームで、24時間以内配送サービスで知られています。

台湾市場に特化しており、現地消費者のニーズを深く理解したサービス展開が可能です。日本商品への関心も高く、台湾市場開拓の第一歩として適しています。

まとめ:越境EC成功への第一歩

越境ECプラットフォームの選択は、自社商材、ターゲット顧客、予算に応じて慎重に検討することが重要です。初心者には手数料が比較的安く、サポートが充実したShopeeやLazadaでのスモールスタートをおすすめします。

成功の鍵は、まず1つのプラットフォームで実績を積み、運用ノウハウを蓄積してから段階的に展開することです。各モールの特徴を理解し、自社に最適な選択をして越境ECの第一歩を踏み出しましょう。

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この記事を書いたひと

やまなかこうこ|Webライター

Web制作会社ディレクター、ECサイト運営ディレクターを経て、フリーランスに。
現在は、個人でECショップ運営、インスタグラム運用をしながらWebライターとしても活動しています。

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