アクセスはあるのに売れない?“どこで離脱されたか”がわかる無料ツール活用術

アクセスはあるのに、なかなか売れない…
そんな悩みはECサイトを運営していると誰もが一度は経験することですよね。

実は、この問題には大きな理由が隠れています。
それは「ユーザーがどこで離脱してしまっているのか」がわかっていないこと。

せっかく興味を持って商品ページまでたどり着いても、

・表示が崩れていたり
・説明がわかりづらかったり
・ページの読み込みが遅かったり

…こうした理由でお客様が途中で離れてしまうことは少なくありません。

でも、具体的に「どこで」「なぜ」離脱しているのかが見えなければ、改善も手探りで進みません。

まるで暗闇の中で的を狙っているようなものですよね。

そこで今回は、私が実際に使って効果を感じた「無料の解析ツール」をご紹介します。

これらのツールを活用すれば、数字とユーザーの動きを“見える化”でき、
具体的にどこを直せばいいのかがわかるので、あなたのECサイト改善の強い味方になるはずです。

目次

【ポイント①】まずは現状を知る!「Googleアナリティクス4」でページ離脱をチェック

まず最初に手を付けたのは、EC運営者なら誰もが知っている定番の無料解析ツール、
Googleアナリティクス4(通称GA4)」です。

導入は少し手間に感じるかもしれませんが、無料でここまでユーザーの動きが詳しく見られるツールは他にありません。

特に私が注目したのは、「エンゲージメントの低いページ」でした。

例えば、カートページまで来ているのに購入されない…という“惜しい離脱”が起きているページが一目瞭然になります。

GA4では「イベント」や「ページとスクリーン」などのレポートから、
ユーザーがどのページで離脱しているかを具体的に確認可能です。

実体験メモ

私が運営していたECサイトで、商品ランディングページの離脱率が異常に高いことがわかりました。
詳しく調べると、スマホ表示の際に文字が途中で見切れているのが原因でした。

この部分を直しただけで、成約率(CV率)がなんと1.2倍にアップ!

数字の改善に直結した体験は、まさにGA4での分析のおかげだと感じています。

Googleによる調査では、サイトの表示速度が1秒遅くなるだけで、モバイルのコンバージョン率が最大20%も下がることが報告されています。(参考:Think with Google「モバイルUXとコンバージョン率」

公式サイト:Googleアナリティクス4(GA4)

【ポイント②】録画で見ると世界が変わる!「Microsoft Clarity」のススメ

GA4で「どこで離脱が多いか」の大まかな傾向がわかったら、
次にぜひ試してほしいのが「Microsoft Clarity」です。

こちらも無料で使えるツールですが、なんとユーザーの行動を「動画で録画」して見られます。

これがすごく役立つんです。

例えば、Clarityの動画からは

・ページをスクロールしてすぐに離脱している
・カートに入れるボタンの手前でマウスがうろうろしている
・ページの読み込みで止まってしまう箇所がある

…といったユーザーのリアルな動きが手に取るようにわかります。

私もClarityで確認したとき、
商品の原材料を詳しく書きすぎて、逆に不安をあおっていたことに気づきました。

録画ではその説明箇所に異様に長く滞在した後、離脱するユーザーが多かったんです。

こうした細かい行動分析は、数字だけでは見えない「お客様の本当の気持ち」が分かる貴重なヒントになります。

公式サイト:Microsoft Clarity

【ポイント③】スマホユーザーにこそ優しく!「PageSpeed Insights」で体感速度をチェック

私のECサイトではアクセスの約7割がスマホユーザーでした。

にもかかわらず、スマホページの表示が重くて遅い、ボタンが小さくて操作しにくい、
こういった問題はユーザーの離脱につながるのは当然です。

そこで役に立つのがGoogleの「PageSpeed Insights」です。

URLを入力するだけで、ページの読み込み速度問題点を具体的に教えてくれます。

私が試して効果的だったのは、

・画像を軽量化(JPEGからWebPに変換)
・不要なJavaScriptを削除
・スマホで使いやすい「上に戻る」ボタンの設置

これだけでも直帰率が大きく改善しました。

総務省の「通信利用動向調査(令和5年)」によると、ECサイトの利用はスマホからが71.2%にのぼっています。(参考:総務省「通信利用動向調査」

公式サイト:PageSpeed Insights

【ポイント④】ヒートマップで「注目ゾーン」を見つける!「UserHeat」の便利さ

最後にご紹介するのは、国産の無料ヒートマップツール「UserHeat」です。

ヒートマップは、
どの部分がよく読まれているか、どこがクリックされているかを色で一目でわかるようにしてくれます。

これがECサイト改善においてかなり強力な武器になりました。

例えば私の場合、ファーストビュー(最初に見える画面)がほとんど読まれていないことがわかり、「安心・安全」への不安を解消する説明文をページ上部に移動させただけで、CV率が上がりました。

公式サイト:UserHeat

【注意点】無料ツールを使うときの落とし穴

便利な無料ツールですが、以下の点には注意してください。

NG① 設定ミスでデータが取れていない!

GA4やClarityはタグの設置やイベント設定を間違えると、正確なデータが取れません。
私も過去に1週間分のデータがまるまる空白だった経験があります。


→設定後はテストアクセスをして、ちゃんと記録されているか必ず確認しましょう。

NG② データを“見るだけ”で終わってしまう

ツールを入れて数字を眺めるだけで満足してしまうケースも多いです。
でも数字はあくまで「改善のためのヒント」です。


→「どこをどう改善するか」までメモして、必ず改善行動を起こしましょう。

NG③ 1つのツールに頼りすぎる

どのツールにも長所短所があります。
GA4は数値分析が得意ですが、ユーザーの動きの細かい部分まではわかりません。
Clarityは行動の動画は見られますが、数値分析が弱いです。


→複数のツールを組み合わせて使うことで、補い合うのがポイントです。

まとめ:数字の裏に“お客さまの気持ち”がある

無料ツールを上手に使えば、ユーザーの行動や離脱の瞬間を“数字”として把握できます。

でもその数字の奥には、

「この説明、わかりにくかった」
「この表示、怪しいかも」

といった“お客さまの気持ち”があります。

数字=人の気持ち、と捉えて、ぜひツールを活用してみてください。

ちょっとした改善でも、驚くほど売上が変わることがあります。

私もほんの小さな工夫で「アクセスはあるのに売れない地獄」から抜け出せました。

あなたのECショップにも、必ず光が差し込むはずです。

参考データ

Googleアナリティクス4(GA4)

Microsoft Clarity

PageSpeed Insights

UserHeat

総務省「通信利用動向調査(令和5年)」

Think with Google「モバイルUXとコンバージョン率」

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この記事を書いたひと

Webライターとして活動しながら、ECサイトの運営経験を活かして、売上アップにつながる記事や商品ページの作り方を発信しています。伝わりやすい言葉の使い方や、購入につながるページ設計など、初心者の方にも実践しやすいノウハウをわかりやすく紹介。ライターならではの視点で、EC販売のヒントをお届けします。

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