EC初心者必見!売れない商品に共通する3つのNGと改善アドバイス

「頑張ってるのに、なんで売れないの…?」そんなモヤモヤ、抱えていませんか?ネットショップを始めたばかりの頃は、商品やSNSの見せ方に悩むのが当たり前。でも、ちょっとした“やり方の違い”が、売上の明暗を分けることも。この記事では、EC初心者が陥りがちなミスとその改善ポイントをわかりやすく解説します。

目次

なぜ売れない?EC初心者にありがちな3つの落とし穴

ショップの導線がわかりにくいと“即離脱”されてしまう

ネットショップにアクセスしてもらえたのに、「すぐにページを閉じられてしまう…」と感じたことはありませんか?その原因のひとつが、ショップ内の“導線の悪さ”です。

導線とは、お客様が「商品を見つけて→比較して→購入する」までの流れをスムーズにするための“道筋”のこと。これがわかりにくいと、お客様は迷子になったような状態になり、すぐに離脱してしまいます。

例えば、「トップページに入っても何を売っているのかわからない」「カテゴリ分けが曖昧で見たい商品にたどりつけない」「カートボタンがどこかわかりにくい」などが代表的な失敗パターン。EC初心者は商品づくりや写真にばかり注力しがちですが、実際にはこの“見やすさ・わかりやすさ”が非常に重要です。

筆者自身も開店当初、「とりあえず商品を並べれば売れる」と思って構成を考えずに出品していた時期がありました。ところが、アクセスはあるのに売れない。そこで「カテゴリを整理する」「アイキャッチを設置する」「トップに“初めての方へ”を設ける」といった改善を行ったところ、滞在時間と購入率が上がった経験があります。

導線づくりはセンスではなく“設計”。EC初心者ほど、ここを整えるだけで大きな違いが出ます。


商品説明文が「スペック羅列」で終わっていない?

せっかく手間ひまかけて作ったハンドメイド商品。にもかかわらず、説明文が「サイズ:縦10cm×横20cm/素材:コットン100%」のようにスペック情報だけで終わっていませんか?それでは、お客様の心に響かず、「ふーん」でスルーされてしまう可能性が高くなります。

商品説明文は、単なる事実の羅列ではなく、「どんな人にどう使ってもらいたいか」を伝える“提案文”です。たとえば「お子さんの通園グッズとして、毎朝の支度がちょっと楽しくなるポーチです」と書くだけで、ぐっと共感を引き出せます。

購入を迷っているお客様にとって、「その商品を手にしたら、どんな気持ちになれるか?」が重要な判断軸になります。単なる機能ではなく、“使うシーン”や“気持ちの変化”を盛り込むことで、説明文がぐっと魅力的に。これは、売れているショップが必ず意識しているポイントです。


SNSを開設しただけで“集客できる”と思っていない?

「Instagramを始めたけど、全然フォロワーが増えない…」「投稿しても“いいね”がつかない…」そんな悩みを抱えているEC初心者は多いものです。その原因のひとつが、“アカウントを作っただけで満足してしまう”ことにあります。

SNSは、単なる広告ではなく「共感を呼ぶコミュニケーションの場」。商品画像を載せるだけではなく、「なぜこの作品を作ったのか」「使ってくれる人にどう役立つのか」など、“自分の思い”を発信することで、フォロワーとのつながりが生まれます。

また、フォロワー数=売上ではありません。むしろ“自分の世界観に共感してくれる少数のフォロワー”を育てるほうが、リピーターづくりにつながります。最初は反応がなくても、自分らしい発信をコツコツ続けることが信頼に変わり、最終的に「この人から買いたい」を生み出すのです。

【ポイント1】購入につながるショップ導線の整え方

トップページ・カテゴリ構成は“動線設計”がカギ

ネットショップのトップページは、リアル店舗でいう「入口の看板とレイアウト」です。第一印象で「何を売っているのか」「どこを見ればいいのか」が伝わらないと、お客様はすぐにページを離れてしまいます。

ありがちな失敗が、商品がズラッと並んでいるだけで、ジャンルもテーマもバラバラなケース。これではお客様はどこから見ればよいかわからず、結果的に“買わずに帰る”ことになります。

対策としては、「使用シーン」や「カテゴリ別」に整理し、「〇〇用アイテム」「季節限定」「ギフトに人気」といった導線表示を設けること。訪問者が迷わず目的の商品にたどり着ける工夫が、購入率を大きく左右します。


お客様目線の導線チェックリスト

導線設計ができているかどうかを確認するには、「お客様目線」で見直すことが欠かせません。以下のようなチェックリストを使って、自分のショップを見直してみましょう。

  • トップページを開いて、何を売っているか3秒以内で伝わるか?
  • 商品カテゴリは整理されているか?
  • スマホでも見やすく、操作しやすいか?
  • 初めての人でも「買い方」がすぐわかる構成になっているか?

こうした項目に「はい」と答えられない場合は、導線のどこかに問題がある可能性があります。友人にスマホで見てもらい、率直な感想を聞くのもおすすめです。


他ショップと差がつく「見せ方」の工夫

商品そのものが良くても、見せ方ひとつで印象はガラリと変わります。たとえば、写真の順番、バナーの配置、レビューや売れ筋商品の掲載位置など。購入ボタンの位置や色も重要です。

加えて「ストーリー性のある見せ方」も効果的。「この商品が生まれた背景」や「作り手の思い」をコンテンツとして見せることで、単なる物販サイトではなく“ブランド”として記憶に残るショップになります。

「見せ方」は決して派手なデザインのことではありません。お客様が“迷わず気持ちよく買える”ように工夫すること。それこそが、購入につながるショップ作りの本質です。

【ポイント2】“伝わる”商品説明文の書き方のコツ

「誰が」「どう使うか」をイメージして書く

説明文で意識したいのは、「スペック情報を伝える」ことよりも「お客様に使う場面を想像させる」ことです。たとえばポーチを販売するなら、「小さなお子様の通園グッズに」「忙しいママの時短アイテムとして」など、“誰が・どんな風に使うか”を具体的に描くことが大切です。

使うシーンが想像できると、「これ、自分にぴったりかも」と共感が生まれ、購入の後押しになります。これは、写真だけでは補いきれない“言葉のチカラ”です。


感情を動かすフレーズを入れると差が出る

お客様が商品を買うとき、その判断には「感情」が大きく影響しています。だからこそ、説明文に「便利」「高品質」といった機能だけでなく、「ほっこり癒される」「毎朝の気分がちょっと上がる」といった感情に触れる表現を入れることで、文章に温かみが生まれます。

言い回しも、「使いやすいです」より「使うたびにちょっと嬉しくなる」の方が印象に残ります。難しい言葉よりも、自分の言葉で語ることで、読み手との距離感がぐっと縮まります。


初心者でも使える!説明文テンプレート例

書き方に迷ったときは、次のようなテンプレートを使うとスムーズに進みます。

  1. 【商品の特徴】どんなアイテムか、簡潔に説明
     例:「ナチュラルな雰囲気の手作りポーチです」
  2. 【おすすめの使い方】誰に、どんな用途でおすすめか
     例:「小さなお子様の着替え入れや、お出かけの小物収納に」
  3. 【作り手の想い】こだわりポイントや制作エピソード
     例:「ひとつひとつ丁寧に仕立てました。シンプルだけど飽きがこないデザインです」
  4. 【サイズ・素材・注意事項】最後にスペック情報を明記

このように「読み手の気持ちを意識した流れ」にするだけで、説明文の伝わり方が劇的に変わります。

【ポイント3】SNSで集客につなげる発信の工夫

フォロワーが増えないのは“発信内容”に原因あり

「毎日投稿しているのに、フォロワーが増えない…」そんな悩みを抱える方は少なくありません。その原因の多くは、「誰に何を届けたいか」がぼやけた発信になってしまっていることです。

たとえば、商品写真だけを載せても「買いたい」とは思われにくいもの。フォロワーが増えるアカウントには、「この人の投稿は見ていて気持ちいい」「参考になる」「応援したくなる」といった共通点があります。つまり、“ただの紹介”ではなく、“価値のある発信”ができているかがカギになるのです。


「商品+自分の思い」を届ける投稿が響く

売れるSNS投稿に共通するのは、「作品に込めた想い」が伝わってくることです。たとえば、「このポーチは、娘が保育園に通い始めたときに“こんなのがあったらいいな”と思って作りました」といった一言があるだけで、見る人の印象は大きく変わります。

特にハンドメイドの場合、「作り手の顔が見える」「ストーリーがある」ことが信頼につながります。自分の制作風景や、日常のちょっとした出来事を交えて投稿することで、商品以上の“人柄”に共感してもらえるようになります。

投稿内容は「自慢」ではなく「共有」を意識すると、フォロワーとの距離がぐっと近づきます。


迷ったときの発信ネタ3選(制作過程・使い方・お客様の声)

「何を投稿したらいいかわからない」というときのために、すぐに使えるSNSネタを3つご紹介します。

  1. 制作過程
    「布を選んでいるところ」「ミシン作業の様子」など、完成前の様子はファンにとって“裏側が見えるワクワク感”があります。
  2. 商品の使い方提案
    「こんなふうに使えます」「私のバッグにはこう入れてます」といった活用アイデアは、商品への理解と欲しい気持ちを高めます。
  3. お客様の声・レビュー
    「〇〇様からこんな嬉しいご感想をいただきました」と紹介することで、安心感と信頼が生まれ、購入を後押しします。

これらのネタをローテーションするだけでも、投稿のバリエーションが広がり、自然と“伝わるアカウント”に近づきます。

まとめ:改善は小さな一歩から。まずはできることから始めよう

今日からできる“見直しポイント”チェックリスト

「自分のショップ、何から見直せばいいの?」と迷ってしまう方のために、まず確認すべきポイントを簡単にチェックリストにまとめました。

  • トップページを開いて「何を売っているのか」が3秒で伝わるか
  • 商品説明文に「誰に・どう使うか」が書かれているか
  • SNS投稿に“自分らしさ”や“作品への思い”が込められているか
  • カテゴリや商品一覧が整っていて、見やすい構成になっているか
  • 説明文が単なるスペック情報だけになっていないか

このようなポイントをひとつずつチェックしながら、少しずつ改善していくことが大切です。全部を一度に変えようとせず、できるところから取り組めばOKです。


「完璧じゃなくてOK」まずは“伝わること”を大切に

EC初心者にとって、「他のショップと比べてしまう」「完成度が低い気がする」と不安になることはよくあります。でも、最初から完璧なショップなんてありません。むしろ、大事なのは“伝わること”です。

お客様が求めているのは、「プロっぽさ」よりも「丁寧に作られた安心感」や「作り手の気持ちが見える誠実さ」です。だからこそ、写真のクオリティや文章力に自信がなくても、今ある自分の言葉で精一杯伝えようとする姿勢こそが、信頼を育てる第一歩になります。

「うまくできていないから出せない」ではなく、「今できることを出してみる」。その一歩が、これからの成長につながります。完璧を目指すよりも、まずは“伝えること”に集中してみましょう。

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この記事を書いたひと

個人事業主としてEC販売やリサーチ業務に携わり、5年以上にわたりAmazonでの販売経験を持ちます。年商約6,000万円の実績を活かし、現在はライティング分野でも情報発信を行っています。業務効率化や新しい挑戦にも意欲的に取り組み、日々スキルアップを目指しています。
生活に役立つ情報や、現場で得たリアルな知識をわかりやすくお届けします。

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