TikTokライブで初めて商品を売るときの台本づくり|区切り方の型

TikTokライブで初めて商品を売るときは、台本を「あいさつ」「商品の紹介」「コメントへの返事」「購入への案内」の4つのブロックに分けます。そのうえで、この順番を何度か回す形にすると進めやすくなります。途中から入ってきた人にも商品と買い方が伝わり、視聴者が少ない日でも話が止まりにくくなります。

ライブで話すのが初めてだと、こんな不安が出てきます。

何を話せばいいか分からなくなりそう
コメントが来なかったら黙ってしまいそう
商品の説明はできても、買ってもらう流れが作れない

この記事では、台本の型、ブロックごとの話し方の見本、配信前の準備と確かめ方、よくある失敗までを順に説明します。読み終えたら、今日のうちに1回目の台本を作れるようにしています。

商品を並べて台本メモを書く担当者
目次

TikTokライブで初めて販売するなら、台本は「くり返す型」で作る

ライブ配信は、テレビ番組のように最初から最後まで同じ人が見ているわけではありません。

視聴者は途中で入ってきて、途中で出ていきます。最初のあいさつを聞いていない人のほうが多い、と考えておくと台本を作りやすくなります。

そのため、台本は「始めから終わりまで一本道」にしないほうが向いています。

短いひと回りの流れを作り、それを何度もくり返すのが、初めてのライブ販売の台本の基本です。

くり返す形にすると、次の良いことがあります。

  • 途中から来た人も追いつける:ひと回りの中に、商品の紹介と買い方の案内が入っているからです。
  • 話す内容を覚えやすい:同じ流れを回すので、台本を見る回数が減ります。
  • 反応を比べやすい:ひと回りごとに、どこでコメントが増えたかを振り返れます。

台本といっても、一言一句を書いた原稿は要りません。ブロックごとに「言うことの要点」と「決めのひとこと」だけを書いておけば足ります。読み上げ口調になると、見ている人に気持ちが伝わりにくくなるからです。


商品画像づくりで迷ったら、BuzzPhoto の制作事例を見る →商品撮影から商品ページの制作まで、まとめて任せられます。

台本の型:4つのブロックで区切る

ひと回りの流れは、次の4つのブロックで作ります。

  1. あいさつ:誰が、何を売っているライブなのかを伝える
  2. 商品の紹介:商品を見せながら、使う場面と良いところを話す
  3. コメントへの返事:来たコメントに答え、質問をうながす
  4. 購入への案内:どこから、どう買えるかを伝える
  1. あいさつ誰が何を売っているか
  2. 商品の紹介使う場面と良いところ
  3. コメントへの返事質問をうながす
  4. 購入への案内どこから、どう買えるか
ライブ台本のひと回りの流れ

購入への案内が終わったら、またあいさつに戻ります。2回目以降のあいさつは短くしてかまいません。「いま来てくれた方、ありがとうございます」と一言添えるだけでも、新しく入った人に向けた区切りになります。

ブロックの長さは、時計で厳しく決めなくても大丈夫です。目安は「商品の紹介をいちばん長く、あいさつはいちばん短く」です。初回は、ひと回りの中でどのブロックが長くなったかを、録画やメモで後から確かめてください。

ひと回りで紹介する商品は1つにしぼる

初めてのライブでは、ひと回りの中で紹介する商品を1つにします。

いくつもの商品を続けて見せると、視聴者はどれの話をしているのか分からなくなります。売りたい商品が複数あるときは、ひと回りごとに商品を入れ替える形にします。

ブロックごとの話し方の見本

ここからは、台本メモにそのまま書き写せる話し方の見本です。言葉は自分の話しやすい形に変えてください。

あいさつ

あいさつで伝えるのは「誰が」「何のライブか」の2つだけです。

  • 見本:「こんにちは。〇〇を作っている店の担当です。今日は〇〇を、実物を見せながら紹介します」
  • 入れるとよいこと:今日のライブで分かること(使い方、サイズ感、色の違いなど)
  • 入れなくてよいこと:長い自己紹介や、お店の歴史

商品の紹介

商品の紹介は、言葉よりも「見せる」ことを先にします。

  • 手に取る:大きさが分かるように、手と一緒に映します。
  • 近づける:生地、つや、細かい作りをカメラに寄せて見せます。
  • 使ってみせる:開ける、着る、注ぐなど、実際に使う動きを見せます。
  • 使う場面を話す:「朝の忙しいときに」「旅行のかばんに」のように、暮らしの場面に置きかえます。

商品ページに書いてあることを読み上げるだけでは、ライブの良さが出ません。ページの写真では伝わりにくいところを話すと考えると、内容を決めやすくなります。

コメントへの返事

コメントには、名前を呼んで答えます。ほかの視聴者にも分かるように、質問を声に出してくり返してから答えるのがこつです。

  • 見本:「〇〇さん、『洗濯機で洗えますか』という質問ありがとうございます。はい、ネットに入れれば洗えます」
  • コメントをうながす一言:「色はどちらが好みか、コメントで教えてください」「ほかに見たいところはありますか」

答えにくい質問や、その場で分からない質問には、あいまいに答えないでください。「確かめて、商品ページに追記しますね」と伝えるほうが信頼につながります。

購入への案内

購入への案内では、「どこを押せば買えるか」を毎回はっきり言います。

配信中に商品を画面に出す機能や、その操作の手順は、TikTok Shop のセラーセンターで確かめてください。日本ではサービスが始まってまだ日が浅く、仕様が変わりやすいので、配信の前に最新の案内を見ておくと安心です。

  • 見本:「気になった方は、画面に出ている商品のところから詳しく見られます」
  • 添えるとよいこと:サイズや色の選び方、送料や届く時期の確かめ方

案内のあとは、すぐ次の商品に移らず、少しだけ間を取ります。買おうか迷っている人が商品ページを開く時間になります。

視聴者が少ない日の進め方

初めてのライブでは、視聴者がほとんどいない日もあります。これはめずらしいことではありません。

視聴者が少ない日も、型どおりにひと回りを続けることがいちばん大切です。

人が少ないと話をやめたくなりますが、ライブは途中で人が入ってくるものです。誰もいないあいだに黙ってしまうと、入ってきた人は何のライブか分からず、すぐ出ていってしまいます。

視聴者が少ない日は、次のように進めます。

  • 一人に話しかける口調にする:「見てくれているあなたに」というつもりで話すと、間が空きにくくなります。
  • 自分で質問を立てる:「よく聞かれるのが、サイズのことです」と、来そうな質問を自分から出して答えます。
  • 商品の細かいところを見せる:コメントがないときこそ、裏側、縫い目、付属品など、ふだん見せないところを映します。
  • 練習の日と考える:話す順番、カメラの角度、商品の持ち方を試す機会にします。

台本メモには、あらかじめ「よく聞かれる質問」を書いておくと安心です。お客さまからの問い合わせや、レビューに書かれたことから拾うと、本当に知りたいことに近い質問になります。

配信前の準備と確かめ方

台本ができたら、配信の前に次の順番で準備します。

STEP 1:台本メモを1枚にまとめる

4つのブロックの要点と、決めのひとこと、よく聞かれる質問を、紙1枚かスマホのメモ1画面に収めます。配信中に何枚もめくると、目線がカメラから外れてしまいます。

STEP 2:売る商品とページを確かめる

紹介する商品が TikTok Shop に出品されていて、在庫、価格、色やサイズの選択肢が正しいかを確かめます。ライブで話す内容と商品ページの内容がずれていないかも見ておきます。

STEP 3:ライブ配信ができる条件を確かめる

ライブで商品を販売するための条件や設定は、TikTok Shop のセラーセンターで確かめてください。条件は変わることがあるので、前に見た情報のままにせず、配信の前に見直します。

STEP 4:映り方と音を確かめる

本番の前に、同じ場所・同じ明るさで、スマホのカメラで短く録画してみます。確かめるところは次のとおりです。

  • 商品の色:実物と画面で色が違って見えないか
  • 手元の明るさ:商品を近づけたときに暗くならないか
  • 声の聞こえ方:周りの音にまぎれていないか
  • 背景:映ってほしくない物が入っていないか

STEP 5:配信のあとに振り返る

配信が終わったら、その日のうちに振り返ります。どのブロックでコメントが増えたか、どの質問が多かったか、どこで言葉に詰まったかをメモに書き足します。次回の台本は、このメモを直して作ります。

よくある失敗と直し方

初めてのライブ販売でよく起きる失敗と、その直し方です。

  • あいさつが長すぎる:始めに話しすぎると、商品を見る前に人が出ていきます。あいさつは2文くらいに縮めます。
  • 買い方を言い忘れる:商品の話に夢中になり、案内が抜けることがあります。台本メモの一番下に「どこを押すか言う」と大きく書いておきます。
  • コメントを読まない:台本を進めることに気を取られ、コメントを見落とします。各ブロックの終わりに「コメントを見る」と書いておくと防げます。
  • 商品を映さず話し続ける:顔だけが映り、商品が見えない時間が長くなります。話すときは、商品を手に持ったままにします。
  • 言い切りすぎる:「これで悩みが消えます」のような言い方は、誤解やトラブルのもとになります。体験や使い方として話すようにします。
  • 一度で結果を判断する:初回だけで向き不向きを決めてしまうことがあります。何回か同じ型で続けて、振り返りのメモを比べてから判断します。

とくに、効果や効き目を強く言う表現には気をつけてください。商品によっては、表示や広告に関するルールがあります。言ってよいことの範囲は、TikTok Shop のセラーセンターの案内で確かめ、心配なときは専門家に相談してください。


よくある質問

台本をスマホや紙で見ながら話してもいいですか?

見ながら話してかまいません。ただし、読み上げると目線が下がるので、要点だけを書いたメモをカメラの近くに置き、ちらっと見る程度にするのがおすすめです。

一人で配信しても大丈夫ですか?

一人でも配信できます。そのぶん、スマホを三脚で固定し、商品を置く場所とメモの位置を先に決めておくと、手が空いて商品を見せやすくなります。

副業でライブ販売をするときに気をつけることはありますか?

会社に勤めながら配信する場合は、勤め先の就業規則を確かめてください。売上が出たときの税金の扱いは、税務署や税理士に確かめると安心です。

まとめ

TikTokライブで初めて商品を売るときは、台本を一本道にせず、くり返す型で作ります。

ひと回りの流れは、

あいさつ
商品の紹介
コメントへの返事
購入への案内

の4つです。案内が終わったら、またあいさつに戻ります。

本日のポイント

  • 途中から来た人にも伝わるように、同じ流れをくり返す
  • ひと回りで紹介する商品は1つにしぼる
  • 視聴者が少ない日も、型どおりに続ける
  • 仕様や販売の条件は、TikTok Shop のセラーセンターで確かめる

今日からやること

  • 最初に紹介する商品を1つ決める
  • 4つのブロックの要点と、よく聞かれる質問を1枚のメモに書く
  • 本番と同じ場所でスマホ録画を試し、色・明るさ・声を確かめる
  • 配信のあとに、コメントが増えたところと詰まったところをメモに残す

台本は、配信のたびに直していくものです。まずは短いひと回りを作り、1回目のライブで試してみてください。

画像を変えたら売上も変わった──その理由とは?

ページ構成・撮影・デザイン、すべてお任せ。
プロの力で、売れる商品ページにワンランクアップ!
[今すぐ無料見積もりは下記のバナーをタッチ]

BuzzPhoto 売れる商品ページを、まるごとプロに。無料で見積もる
ネットショップAIラボ ネットショップの手間を、AIで仕組みに。まずは無料で相談する

この記事を書いたひと

はじめまして。
現在「BuzzPhoto」という、撮影からページ構成・画像制作までを一貫して行うサービスを運営しています。

私が最初にECに触れたのは会社員時代。
副業で欧米食器のオークション販売を始めたのがきっかけでした。その後、独立してBUYMAで無在庫販売を展開し、2016年頃にはメンズファッションカテゴリで月間ランキング1位を10回以上獲得。BUYMAの担当社員と一緒に韓国に買い付けへ行ったこともあります。
完全外注での運営に成功し、月商は1,500〜1,800万円を達成。

やがて無在庫販売の限界を感じ、自社製品の販売にシフト。
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング・Qoo10など、主要ECモールでの販売を経験しました。
特に楽天では「楽天ネーションズ」のリーダー店舗を担当し、15店舗のうち8店舗で売上を2倍に。

現在は現役ECセラーとして活動しながら、培ってきたノウハウを活かしながら同じように挑戦する方々のサポートをしています。

目次