ネット通販初心者がスマホでできる!プロ級の商品写真の撮り方ガイド

アクセサリーのネットショップを始めたばかりの頃、私は商品の写真撮影にとても悩んだ経験があります。

「カメラを持っていないけど、スマホで撮って大丈夫かな?」
「商品の良さが伝わらない…」
「おしゃれな写真ってどうやって撮るの?」

きっと、同じような不安を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

ですが、私自身がネットショップ運営をしてきた中で、スマホひとつで十分「売れる写真」が撮れることに気づきました。
そこで本記事では、「初心者でもすぐにできるスマホ撮影テクニック」をまとめてご紹介します。実際に試してうまくいったこと、逆に失敗したことなども交えてお話ししますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

スマホで十分!初心者におすすめの撮影テクニック5選

ここでは、スマホで撮った写真で、お客様に商品の良さを伝えるために必要なテクニックをお伝えします。

まずスマホの設定を見直そう

「スマホだとクオリティに限界がある」と思っていた私ですが、実際は設定次第で大きく変わると感じます。例えば、iPhoneやAndroidには「HDR」「グリッド表示」など、撮影をサポートしてくれる機能が入っています。

「HDR」→撮った写真を人の眼で実際に見る明るさにして、色鮮やかにする機能。
「グリッド」→カメラ起動時に縦と横2本の補助線が画面に表示される機能。

この機能を使用すると、商品の見やすさ、傾きやバランスが格段によくなりました。

また、ちょっとしたことにはなりますが、撮影前にレンズを軽く拭くことで、仕上がりのクリアさが変わりますよ!

自然光を味方にしよう

私が初期に一番失敗していたのが「照明」です。

夜、テーブルの上にあるオレンジっぽい電球の下で撮っていると、実際の商品と色味が少し違って写り、お客様に「実物もこのようなお色ですか?」とコメントをいただいた経験があります。

お客様を不安にさせていることに気づき、その後、昼間の窓際で自然光のもと撮るようにしました。すると、商品がぐんと明るく、ナチュラルに見えるようになりましたよ。

    【ポイント】
    おすすめは午前10時〜午後2時の間です。直射日光ではなく、カーテン越しの柔らかい光がベストだと感じます。
    もし夜間しか撮れない場合は、「リングライト」などの簡易照明がおすすめです。ネットで2,000円程度から手に入りますので、チェックしてみてくださいね。

    背景はシンプルに!主役を引き立てよう

    最初の頃、私は背景に観葉植物や布、小物などを使って「おしゃれ感」を出そうとしていました。でも結果的に、商品のアクセサリーが目立たないことになっていたのです。

    それからは白やベージュなどの無地の紙や、大理石風の用紙を購入し、背景として使用するように変更しました。100均の画用紙やリメイクシートがとても使えますよ!

      【ポイント】
      どの商品も基本的には同じ色のトーンの背景を使用して、 ショップの写真全体に統一感が出るように意識するといいです。
      ただ、シーズンの変わり目に新作を出す際には、私の場合、ドライフラワーや木製トレイなどを使って背景の雰囲気に季節感を出すこともありました。ショップ全体の印象が少し変わることで、お客様が飽きずに楽しめる工夫になり、それがリピートにもつながっていると実感できましたよ。

      角度を変えて、商品の魅力を伝える

      正面から撮るだけでは、商品の魅力が十分に伝わらず、携帯の影が写り込んでしまうなどの失敗も経験しました。

      私がやって効果的だったのは、

        ・斜め45度など複数の角度から撮る
        ・着画作成キットを使用して、使用しているイメージが分かる写真

        特にアクセサリーや雑貨は、「使っているイメージ」が湧くと、購入へのハードルがグッと下がりますよ。

        無料アプリで、ほんの少しだけ加工しよう

        「加工したら実物を良く見せすぎてしまうかも」と考える方も多いのではないでしょうか。最初、私もそのイメージがあったのですが、自然な明るさ調整やトリミングはおすすめできる機能です。

        初心者におすすめの無料アプリはこちら

          Snapseed→シンプルな編集から本格的な加工まで可能で便利。
          Canva→簡単に文字入れやレイアウトが可能。
          Lightroom mobile→細かいところまで色調整が可能で、ハイクオリティな写真になる。

          加工しすぎは実物との差異が出やすく、返品やクレームの原因になることもあります。しかし、撮ったままよりも明るさを少し上げるだけでグッと見栄えが良くなり、プロが撮ったような印象に変わりますよ。

          撮った写真は「お客様の目線」で見直すことが大事

          実際に撮った写真はしっかり見直しましょう。ただきれいかだけではなく、お客様が安心して買えるかどうかを考えて見直すことが大切なポイントです。

          私が実践していたことは

          ・写真だけ見て「素材」「サイズ」「使い方」が分かるかどうか
          ・できるだけ他の商品と統一感があるか、ショップの商品一覧から全体も確認

          自分がお客様になったつもりでチェックしましょう!

          まとめ:スマホ撮影でも、信頼されるショップになれる

          スマホ1台とちょっとした工夫で、商品への想いや魅力を十分に伝えることができます。

          今回ご紹介した

          ・スマホの設定を見直す
          ・自然光を取り入れる
          ・背景はシンプルに
          ・角度を変えて商品の良さを伝える
          ・無料アプリでプロの写真に近付ける
          ・お客様目線になって写真を見直す

          大切なのは完璧を目指すより、まずは試してみることが成功への第一歩ですよ。撮影は経験を重ねるほど自然に上達していきます。ぜひ本記事の内容を参考に、まずは気軽に楽しく、あなたらしい写真を撮ってみるところから始めてみてくださいね!

          この記事を書いたひと

          現在は主婦として育児に励みながら、フリーライターとしても活動しています。日々の暮らしの中で得た気づきを活かしながら、読者に寄り添う温かみのある文章を心がけています。
          過去にはハンドメイドアクセサリーをネットショップで販売していた経験があり、ネット販売の楽しさや大変さ、リアルな体験を通して感じたことを、同じ販売者目線で伝えたいと思います。一般論ではなく、自分の体験に基づいた言葉を丁寧にまとめて、読者の方々が共感し、前向きな気持ちになれるような記事を目指します。
          忙しい毎日の中でも、スキマ時間にふと読みたくなるような、やさしくて身近な記事をお届けしていきたいです

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