忙しくても続けられる!1日15分でできるEC運営ルーティンの作り方


やらなきゃ…」と思っていても、気づけば1日が終わっている──EC販売に携わる方なら、誰しも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。私も健康や美容食品を扱うECサイトを運営していた頃、商品開発に在庫管理、問い合わせ対応にSNS運用と、毎日がめまぐるしく、いつの間にか作業が後手になってしまうことがありました。

でも、ふと気づいたんです。

全部完璧にやろうとするから回らないんだ」って。

そこで私がたどり着いたのが、“1日15分だけ集中してやる”EC運営ルーティン。

最初は「15分で何ができるの?」と思いましたが、これが意外と続くし、ちゃんと結果も出るんです。今回は、そんなルーティンの作り方と、忙しい毎日でも無理なく続けられるコツを、私の体験とあわせてお伝えします。

目次

1. まずは“15分でできることリスト”を作る

1日15分しかないなら、その時間をムダにしたくないですよね。

私はまず、「これなら15分で終わる」作業だけをリスト化しました。

例)私が実際にやっていた15分作業リスト

・売上データのざっくりチェック(→数字に慣れるだけでも違う)

・Instagramのストーリーズ投稿1本(→既存画像でOK)

・商品ページの1項目だけ修正(タイトルや説明文など)

・お客様レビューの確認&1件返信

・スケジュール帳に来週のキャンペーン案を書く

こうしてリストにしておくと、朝でも夜でも、「さて、どれやろう?」と迷わずに済みます。

→「誰でもできそう」と思わせるリスト形式にして、ハードルを下げる工夫を!

2. “時間を決める”より“タイミングを決める”

最初の頃は「毎朝9時から15分」と時間を決めていましたが、子どもの送迎や急な予定でうまくいかず…。それより効果的だったのが、「◯◯のあとにやる」とタイミングで決める方法でした。

例えば私はこんな感じに:

・朝のコーヒーを飲んだあとに「1タスク」

・荷物を発送したあとに「Instagram投稿」

・夜ごはん後、ソファで一息ついたときに「レビュー返信」

これなら、スケジュールに縛られずに自然とルーティン化できました。

→「生活に溶け込ませる工夫」がポイント。継続の鍵は“無理なく自然に”。

3. “曜日ごと”にテーマを決めてみる

毎日同じことを考えるのは疲れるので、曜日ごとにタスクのテーマを設定していました。

私が実際にやっていた曜日ルーティン:

・月曜:商品ページの見直し

・火曜:SNS(ストーリーズや投稿予約)

・水曜:レビュー返信&レビュー掲載作業

・木曜:在庫チェック・発注メモ

・金曜:来週のキャンペーンアイディア出し

・土日:ゆるっとお休み or 写真整理

こうしておくと、「今日は水曜だからレビュー確認しよ」と、迷わず作業に入れるんです。

→「ルール化=自分への指示書」。選択の手間を減らすことで、脳の負担も減らせる!

4. “小さな成功体験”が続けるカギ

たった15分でも、意外とできるじゃん!」と思えたとき、やる気は一気に上がります。

私の場合、ストーリーズ投稿をした日のアクセスがグンと伸びたことで、「あ、やってよかった!」と実感しました。

参考:Instagramストーリーズ投稿後、アクセスが平均1.5倍に上昇(自社データ)

その後も、週に3件だったレビュー投稿依頼を5件に増やすことで、自然とレビュー件数も増加。

やったことは、「レビュー依頼の文面をテンプレ化して毎週木曜に送る」だけ。ほんのひと工夫でも、成果につながるんです。

→「できた!」という実感は最強のモチベーション。数字などの変化があれば積極的に観察を!

5. “やらないこと”も決めておく

逆説的ですが、「全部やろうとしない」のも、忙しい人には大切なルールです。

私は以前、1日のToDoが10個以上ある日もあり、結局ひとつも終わらずに自己嫌悪…ということがありました。なので今は、“今日はこの1個だけできればOK”という日を作るようにしています。

特に月末やセール直前は、無理にルーティンをこなさず、「やらない日」を意識的に作るようになりました。結果として、精神的にも安定し、長く続けられました。

→「捨てる勇気」は戦略のひとつ。自分のキャパを知ることが持続力につながります!

注意点:15分でも「やらないよりマシ」の積み重ねが大事

このルーティンのコツは、「完璧じゃなくていい」と割り切ること。

私も最初は「15分じゃ足りない」と感じましたが、やるかやらないかで1ヶ月後、3ヶ月後には大きな差が出ます。

ただし、15分が“気休め”にならないよう、内容を具体的にすることは大切です。なんとなくSNSを開いて終わる…なんてこともありました(笑)。

→「なんとなくやる」はNG。短時間こそ“何をやるか”の明確化が重要!

まとめ:1日15分でも、積み重ねればちゃんと前に進める!

EC運営は、やることが無限に見えるからこそ、「まずは15分だけやる」と決めて動くのが一番ラクで、結果的に続きます。

ポイントは以下の5つ:

1.15分でできることリストを作る

2.時間ではなくタイミングで決める

3.曜日ごとにテーマを決める

4.小さな成功体験を意識する

5.「やらない日」も大切にする

忙しくても、育児中でも、別の仕事をしながらでも、15分なら作れるはず。

そしてその15分が、あなたのECをしっかり支える“土台”になります。

今日の「15分」、ぜひ試してみてください。

やればきっと、ワクワクする未来が待ってます。

参考データ一覧
Instagram利用実態調査2024(株式会社ジャストシステム)

中小企業庁:小規模事業者のICT活用調査2023年版

総務省:令和5年 通信利用動向調査



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この記事を書いたひと

Webライターとして活動しながら、ECサイトの運営経験を活かして、売上アップにつながる記事や商品ページの作り方を発信しています。伝わりやすい言葉の使い方や、購入につながるページ設計など、初心者の方にも実践しやすいノウハウをわかりやすく紹介。ライターならではの視点で、EC販売のヒントをお届けします。

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