こんにちは!
今回は「商品画像」について、楽天でこれから頑張ろうとしているEC初心者さんに向けて、私の経験をもとにお話ししたいと思います。
楽天と他モールで共通して言えることは、「写真で売れるかが決まる」という事実です。
高価なカメラやスタジオがなくても、スマホだけで“売れる写真”はちゃんと撮れます。私自身、iPhoneと自然光だけで撮っていました。カメラの性能よりも大切なポイントはいくつもありますよ。
この記事では、スマホ撮影でもしっかり伝わる商品画像を作るための工夫を、できるだけ具体的にお話ししていきますので、参考にしてくださいね。
スマホ撮影は「光」で決まる
まず、写真を大きく左右するのは光です。スマホのカメラは年々進化していますが、どんなに最新機種でも、暗い場所では商品が魅力的に見えません。
私がやっていたのは、「晴れた日の午前10時〜午後2時の間」に、「窓際」で撮ること。カーテン越しの柔らかい光がいちばんキレイに撮れますよ。逆に直射日光は影が強すぎてしまうので、レースカーテンなどで光をやわらげるのがおすすめです。
天気が悪い日は、100均で買ったLEDライトを2つ使って、光を左右から当てるだけでもずいぶん印象が変わるので試してみてくださいね。
背景は「余白」と「清潔感」がポイント
背景も重要です。最初はよく、自宅のテーブルに直接置いて撮っていたんですが、背景に生活感が出ると商品が安っぽく見えることに気づきました。
そこで、白い画用紙や100均で買える大理石風の背景シートを使うように変更。特に楽天では、清潔感のある背景が好まれる傾向があります。
とはいえ、全部が真っ白だと無機質すぎることもあるので、たとえば観葉植物やドライフラワーなど、小物を少しだけ添えて撮影したり、ナチュラルな木目調の背景と組み合わせたりと、商品の世界観に合わせて工夫していました。
楽天では「メイン画像」がとても大事
楽天の商品ページは、検索結果にサムネイル(メイン画像)がずらっと並ぶ形式ですよね。だからこそ、「メイン画像=第一印象」がとても重要!
私がやっていたのは、「商品の魅力がひと目で伝わる構図にする」ことです。
たとえば、ハンドメイドのピアスであれば、
・白背景で商品の輪郭がくっきり出る写真
・商品名やサイズ感の文字情報は目立ちすぎないよう小さく添える
・装着イメージの写真を別画像で用意して、購入後の姿を想像しやすくする
といった工夫をしていました。
楽天の場合、画像に文字を入れるのが主流なので、フォント選びや色使いも重要です。私は無料の Canva(キャンバ) を使って、背景に自然に馴染むおしゃれな文字入れをしていましたよ。Canvaは初心者でも手軽にスタイリッシュな画像編集ができるツールなので、とてもおすすめです。
Canvaを試してみよう!→Canva(キャンバ):信じられないほど、素晴らしく
「伝える画像」は文章より説得力がある
ネットショップって、文章でいろいろ説明しても、お客様ってほとんど画像しか見てないんですよね。だから、文章で伝える情報も、できるだけ画像の中に入れてしまうのがポイントですね。
私が作っていたのは、以下のような画像です
・サイズ感比較画像(例:手のひらと一緒に撮影)
・使い方や装着イメージの画像
・商品の特徴をまとめた1枚画像(素材・重さ・カラー展開など)
・ギフト包装の有無を伝える画像
こうした画像を追加するだけで、「思っていたのと違った」というトラブルが減り、レビューも安定してくるはずです。
撮影のとき気をつけていたこと
撮影時に意識していたことは、意外とシンプル。
・スマホのレンズを必ず拭く(皮脂やホコリが画質に影響します)
・グリッド線(カメラ起動時に縦と横2本の補助線が画面に表示される機能)をオンにして、まっすぐ撮る
・撮ったあとは「明るさ」や「シャドウ」だけ最低限調整する(実物との差が出ないよう加工はしすぎない)
・似たアングルを3〜5枚連続で撮る(後から比較しやすい)
加工アプリも使いましたが、やりすぎると「実物と違う」とクレームになりかねないので、本当に微調整だけ。自然に明るく見せる程度で十分です。
撮影の“流れ”を作ると時短になる
これはある程度慣れてからの話になりますが、撮影の流れをあらかじめ決めておくと、かなりの時短になります。
私の場合、子育てをしながらショップを運営していたため、限られた時間をどう使うかがとても重要でした。
例えば、撮影のサイクルは以下のようにルーティン化していました。
・前日に、撮影する商品を数点ピックアップ
・撮影スペースと背景シートをセットしておく
・子どもがお昼寝する13時頃に、自然光を利用して一気に撮影
・夜、子どもが寝てから画像加工と文字入れをまとめて行う
毎回「どう撮ろう?」と悩んでいると、時間も体力も消耗してしまいます。
そのため、ある程度テンプレート化・ルール化しておくことで、効率的に作業を進めることができました。
まとめ:楽天初心者でも、スマホで「売れる写真」は撮れる!
最後に、本記事のポイントをまとめますね。
・自然光と背景を味方にするだけで印象が大きく変わる
・楽天ではメイン画像が命。情報は絞って構図を工夫
・画像の中で「リアルを伝える」ことが、トラブルや返品防止に繋がる
・スマホでも十分。“どう撮るか”が大事
・撮影の流れをテンプレート化すると効率的
楽天での販売は競合も多く、写真のクオリティが売上を左右するのは間違いありません。でも、最初から完璧を目指さなくて大丈夫。スマホでも、気持ちを込めて撮った写真はちゃんとお客様に伝わりますよ。
あなたの商品を、もっと多くの人に届けるために。スマホひとつで、できることはたくさんありますので、少しずつ取り組んでみてくださいね!