「顧客の心をつかむ!売れるECサイトのトップページ改善5つのポイント」

「アクセスはあるのに売れない…」「見た目は可愛いはずなのに、なぜか購入につながらない」
そんな悩みを抱えていませんか?
ECサイトにおいて、訪問者の購買意欲を左右するのが「トップページの第一印象」です。

とくにスマホでの閲覧が主流となった今、ファーストビューで「このお店、なんかいいかも」と感じてもらえるかどうかが勝負の分かれ目。おしゃれなだけではなく、“伝わる”トップページづくりが必要です。

この記事では、初心者の方でも取り入れやすい「トップページ改善のポイント」を5つに分けて解説。感覚やセンスに頼らず、誰でも再現できる視点で、“売れるECサイト”へと導くヒントをお届けします。

目次

最初の印象がすべて!トップページ改善が売上を左右する理由

アクセスはあるのに売れない…その原因は「最初の見せ方」かも

ネットショップにアクセスは来ているのに、売上につながらない -そんな悩みを抱えている人は少なくありません。その原因の多くは、「トップページの第一印象」にあります。

訪問者は、何となく気になってサイトを開いたとき、無意識に「このお店は自分に合いそうか」「どんなものが売られているのか」を一瞬で判断しています。ところが、何を売っているのか分かりにくかったり、世界観が伝わらなかったりすると、すぐに離脱されてしまいます。

とくにスマホでの閲覧では、最初に見える範囲(ファーストビュー)の印象がすべてと言っても過言ではありません。「パッと見て分かりやすいか」「惹きつける要素があるか」が重要なポイントになります。

トップページで“買うかどうか”は8秒で決まる

ある調査によると、ユーザーはWebページを開いてから平均8秒以内に「このサイトを見続けるかどうか」を決めているとされています。つまり、最初の数秒で「欲しいかも」と思ってもらえなければ、そのままスルーされてしまう可能性が高いのです。

ECサイトの場合、ファーストビューで「誰に向けた商品なのか」「どんな価値があるのか」が分かることが極めて大切です。たとえば、おしゃれな画像だけが並んでいても、「何が売りなのか」が分からなければ意味がありません。

「買ってもらえるサイト」は、ただ見た目が綺麗なだけでなく、“目的に合った情報”を“必要な順番”で届けているのが特徴です。ユーザーが最初に見る8秒の中で「気になる」「もっと見てみたい」と思わせられるかどうかが、売上を左右する分かれ道になります。

離脱率を下げる!トップページ改善5つのポイント

ポイント① ファーストビューで「誰に」「何を」伝えるか明確にする

訪問者が最初に目にする「ファーストビュー」は、ECサイトの命とも言える部分です。ここで「どんな商品を」「誰に向けて」届けているのかがパッと見て分からなければ、すぐに他のサイトへと離脱されてしまいます。

たとえば、あなたがハンドメイドのベビーアクセサリーを販売しているとします。ならば、「赤ちゃんの記念日をもっと特別に」というようなキャッチコピーと、商品を使用している赤ちゃんの写真をファーストビューに配置すれば、「あ、自分向けかも」と共感を得やすくなります。

商品だけを並べるのではなく、「誰のためのものか」を意識した見せ方が、離脱率の低下につながります。


ポイント② 共感を生むキャッチコピーと画像で世界観を演出

“おしゃれ”だけでは、なかなか購入にはつながりません。大切なのは「このショップ、好き!」と思ってもらえる“共感”です。そのためには、言葉と画像の両方で世界観を伝えることがポイントです。

たとえば、あなたのショップが「やさしくて、ぬくもりのある暮らし」をテーマにしているなら、落ち着いたトーンの写真や手書き風の文字など、統一感のあるビジュアルとコピーが有効です。

キャッチコピーは「おしゃれなだけじゃない、毎日が少しやさしくなる。」など、感情に寄り添う言葉を選ぶと、訪問者との距離がぐっと縮まります。


ポイント③ スマホ最適化で見やすさと操作性をアップ

スマホユーザーが大半を占める今、PC表示のままではチャンスを逃してしまいます。とくにファーストビューの情報量が多すぎたり、文字が小さすぎたりすると、見づらく感じてすぐに離脱されてしまう恐れがあります。

スマホで確認するときは、以下のようなポイントをチェックしましょう:

  • 文字サイズは読みやすいか
  • ボタンは押しやすい配置になっているか
  • 重要な情報が1画面内に収まっているか

テンプレートによってはスマホ最適化されていない場合もあるので、必ず自分のサイトをスマホで確認しながら改善していきましょう。


ポイント④ おすすめ商品やランキングで回遊を促す

トップページに「おすすめ商品」や「売れ筋ランキング」を設置することで、訪問者が他の商品にも興味を持ちやすくなります。回遊率が上がると、結果として購入率も上がっていくのがネットショップの特徴です。

とくに「迷っている人」には、他の人が買っている人気商品を紹介するのが効果的です。「みんなが買ってる=安心」という心理が働き、購入への後押しになります。

「季節の特集」「初めての方におすすめ」などの切り口を加えるのも、回遊性を高める工夫のひとつです。


ポイント⑤ 安心感を与える「レビュー」「特定商取引法表示」の配置

ECサイトでは「安心して買えるかどうか」も、購入の大きな決め手になります。そのため、レビューや購入者の声を目に入りやすい位置に配置することで、初めての訪問者の不安を和らげることができます。

また、「特定商取引法に基づく表示」や「返品・交換ポリシー」なども、スマホで見やすい位置にリンクを設置しておくと効果的です。とくにInstagramなどから訪問してくるライトユーザーには、こうした基本情報の見える化が信頼感に直結します。

初心者でもできる!ECサイトデザインの改善ステップ

テンプレート任せにしない!“自分らしさ”の見つけ方

ネットショップを始めたばかりの頃は、用意されたテンプレートをそのまま使っている方も多いでしょう。もちろん、テンプレートは便利ですが、そのままでは他のショップと差別化しにくく、「どこかで見たことある感じ」で終わってしまう危険性もあります。

まず意識したいのは、「自分らしさ」と「お客さまに伝えたい世界観」を言語化すること。たとえば、「やさしい気持ちになれるギフトを届けたい」「毎日がちょっと楽しくなる雑貨を提案したい」など、あなたの商品がもたらす“価値”を考えてみましょう。

その上で、色合いやフォント、見せる順番などを整えていくと、テンプレートでも“あなたらしい”トップページが出来上がってきます。無理にデザインを作り込む必要はありません。「誰に、どんな気持ちを届けたいのか」を明確にするだけで、印象はぐっと変わります。


Canvaなど無料ツールでも伝わるビジュアルはつくれる

「デザインなんて難しそう」と感じている方でも、今はCanvaのような無料ツールを使えば、驚くほど簡単にビジュアル制作が可能です。バナー画像やキャッチコピーの装飾、商品紹介画像など、テンプレートを活用しながら初心者でもプロっぽい仕上がりに近づけます。

たとえば、Canvaには「オンラインショップ用バナー」などのテンプレートも用意されていて、画像と文字を差し替えるだけで完成します。フォント選びや配色も「世界観」を意識して統一することで、ブランドとしての一体感が生まれます。

操作に慣れていないうちは、スマホでの簡易編集から始めても十分。重要なのは、デザインスキルよりも「伝えたいことを分かりやすく・印象的に届ける意識」です。

まとめ|「ここで買いたい」と思わせるトップページを目指して

大切なのは“おしゃれ”より“伝わる設計”

トップページは“おしゃれ”であることよりも、“伝わる”ことの方が大切です。どんなにデザインが綺麗でも、「このショップは何を売っているの?」「自分に関係ある?」と思われてしまっては意味がありません。

逆に、特別な装飾がなくても、「誰のための商品か」「どんな価値があるのか」「安心して買えるか」が伝わっていれば、購入へとつながります。見せ方は“感覚”ではなく“設計”。この視点を持つことで、トップページは確実に進化します。


小さな改善の積み重ねが、売れるECサイトをつくる

いきなり完璧を目指す必要はありません。まずはファーストビューのキャッチコピーを見直す、トップにおすすめ商品を配置する、といった小さな改善から始めましょう。

実際に私も、少しずつ改善を重ねる中で「離脱率が下がった」「商品ページの閲覧数が増えた」といった変化を実感できました。「売れるECサイト」は、日々の試行錯誤と改善の積み重ねで育っていくものです。

あなたのショップのトップページも、「ここで買いたい」と思ってもらえる場所に育てていきましょう。

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この記事を書いたひと

個人事業主としてEC販売やリサーチ業務に携わり、5年以上にわたりAmazonでの販売経験を持ちます。年商約6,000万円の実績を活かし、現在はライティング分野でも情報発信を行っています。業務効率化や新しい挑戦にも意欲的に取り組み、日々スキルアップを目指しています。
生活に役立つ情報や、現場で得たリアルな知識をわかりやすくお届けします。

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