自然光だけでOK!やわらかく“共感される”商品写真の撮り方

写真を変えたら、売れたんです!」 これ、実は私が健康食品をネット販売していたときのリアルな話です。

最初は、とにかく説明文に力を入れていました。「効果がある成分はこれです!」「こんな方におすすめ!」って。でも、反応はイマイチ…。ところが、ある日ふと思い立って、写真をふんわり自然なものに変えてみたんです。するとどうでしょう。次第に注文が入りはじめて、レビューにも「写真が可愛くて思わず買っちゃいました」なんて声が!

ネットショップにおいて、商品写真はまさに“第一印象”。 でも、機材もスキルもないし…と感じる方も多いと思います。 でもね、実はスマホと自然光だけで、ふんわりと心に届く写真は撮れるんです。

今回は、私自身が実践してよかった“自然光でやさしく撮るテク”を、初心者さんでも楽しめるようにご紹介しますね!

目次

1. やわらかい印象は「午前中の自然光」におまかせ!

写真にぬくもりが欲しいなら、午前中の光がいちばん。 特に9時〜11時ごろの光は、まるでフィルターがかかったようにやさしくて、肌も商品もやわらかく見せてくれます。

私も最初は部屋のライトだけで撮っていて、どこか無機質…。でも、ある朝カーテン越しの光で撮影してみたら、写真がぐっとナチュラルに。「え、同じ商品?」って自分でも驚きました(笑)

→直射日光は影が強くなりやすいので、レースカーテンなどでやさしく拡散させるのが◎

2. スマホでも充分すぎる!「明るさ調整」がカギ

​​最近のスマホ、ほんとに優秀ですよね。私はずっとiPhoneユーザーですが、ポートレートモードと明るさ調整だけで十分「映え」ます。

コツは、撮る前に画面をタップしてピントを合わせてから、少しだけ明るさを上げること。これで、影が和らぎ、ふんわり感がぐっと増します。

→「Snapseed」や「Lightroom」など、無料アプリでの軽い調整もおすすめです。

3. 「背景」は“暮らし感”がカギ!

共感される写真って、どこか「自分の生活にもなじみそう」と思わせるんですよね。 なので、木のテーブル、布、ナチュラルなカゴ…こんな背景が抜群にハマります。

たとえば、健康食品なら:

・木のトレーにサプリ+ハーブティーのカップ
・朝のキッチン風に瓶を開けているようなシーン
・小さな観葉植物と一緒に撮る

ナチュラルな背景作りに使えるアイテムは、実は身近にたくさんあります。たとえば、コースター、ウッドプレート、ベージュの布ナプキン、小さな本など。100円ショップやナチュラル雑貨屋さんでも手軽に揃えられるので、気負わずにチャレンジしてみてください。

→生活感は“整ったリアル”がベスト。生活感がある=ゴチャゴチャしてる、ではないので注意!

4. SNSっぽさUP!「人の気配」で共感度アップ

SNS世代の今、「ただの商品写真」よりも「誰かが使っているシーン」の方が共感を呼びやすいです。

具体的には:

・手で商品を持っている
・使用シーンを切り取ったような構図
・背景にコーヒーを飲む姿や読書の手元がぼんやり写っている

撮影は準備が必要だと思いがちですが、実は「ふとした瞬間」の方が自然で魅力的なことが多いです。その「生活の一部」のようなシーンが、見る人の心にスッと届くんです。

→顔出しは必須ではありません。手やうしろ姿だけでも、十分に雰囲気が伝わりますよ。

5. 「午前中1時間」の集中撮影が最高に効率的!

自然光撮影は時間勝負です。私のおすすめは、10時〜11時の間の1時間に集中して撮影する方法です。この時間帯は光が安定していて、朝の清々しい気分の中で撮影ができます。前日にトレーやカップなどの撮影セットを準備しておけば、当日はすぐに撮影を始められます。

撮影した写真はそのままSNSや商品ページ用にストックしておくと、後からすぐに使えるので時短にもなります。気分が乗ってきたら、いくつかの構図で撮影しておけば、投稿のバリエーションも増え、一石三鳥!

→スマホの電池は満タンにしておきましょう!集中力も大切です。

【注意点】「晴れすぎ」より「少し曇り」の方が撮りやすい

快晴の日は気持ちがいいですが、写真には影が強く出ることがあります。そんな時は、カーテンで光をやわらげたり、白い紙で光を反射させたりするだけでも、印象が大きく変わります。

→影が強く出てしまった場合、A4コピー用紙でもOK!「簡易レフ板」として優れた役割を果たします。

※ちなみに、「簡易レフ板」は白いタオルや白いTシャツなどでも代用できます。光をやわらかく反射させることが目的なので、身近なもので気軽に試してみてください。

【まとめ】やさしさ×共感が「買いたい」につながる

自然光で撮った写真って、どこかに“やさしさ”や“人の気配”があって、見ている人の心をくすぐるんですよね。

私自身、そうした写真に切り替えてから、レビューの声も柔らかくなったように感じました。「雰囲気が好きです」「なんだか信頼できそう」なんて言葉は、商品力とはまた違う、写真から伝わる“共感”だと思うんです。

「まずは1枚撮ってみる」。それだけで、きっと新しい発見がありますよ。

→完璧を求めるより、気軽に“今ある光”を楽しむ気持ちが大切!

【参考データ一覧】

日本の光環境に関する参考:「照度と自然光の関係」(環境省)

消費者庁が実施した「令和5年度 消費者意識基本調査」

iPhoneカメラの明るさ調整ガイド(Apple公式)

Snapseed公式サイト(Google)

この記事を書いたひと

Webライターとして活動しながら、ECサイトの運営経験を活かして、売上アップにつながる記事や商品ページの作り方を発信しています。伝わりやすい言葉の使い方や、購入につながるページ設計など、初心者の方にも実践しやすいノウハウをわかりやすく紹介。ライターならではの視点で、EC販売のヒントをお届けします。

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