こんにちは!
楽天市場を運営していると「アクセスはあるのに売れない」「広告費を使っても利益が残らない」といった悩みに直面することがあります。こうした課題を解決する鍵となるのが、RMS(楽天市場出店者管理システム)を活用したデータ分析です。感覚に頼らず数字をもとに運営改善を繰り返すことで、無駄な施策を減らし売上と利益を安定的に伸ばすことができます。今回は、初心者から中級者が実務で活用できるRMSの分析方法と改善サイクルを徹底解説します。
本日のトピックス
- RMSで必ず見るべき基本データ
- データから課題を発見する具体的な流れ
- 改善サイクル(PDCA)の回し方
- 実務で役立つ分析のチェックリスト
背景と現状の整理
楽天市場は競合が多く、広告やイベント参加だけでは差別化が難しくなっています。成果を出している店舗ほど、RMSのデータを細かく確認し、課題を発見して改善を繰り返しています。アクセス数、転換率、広告指標などの数値を組み合わせて見ることで「どこにボトルネックがあるか」を特定できるのです。例えば、アクセス数は多いのに売れていない場合は商品ページの問題、アクセスが少ない場合はSEOや広告の不足が原因といった形で、改善の優先順位をつけやすくなります。
エビデンスに基づく施策解説
RMSには多くのレポート機能がありますが、特に初心者が押さえるべきは以下の3つです。
- アクセス分析レポート
商品ページごとのPV数やUU数を確認できます。アクセス数が少なければSEOや広告が課題、多いのに売れなければCVR改善が必要です。 - 注文実績レポート
売上金額だけでなく「どの商品が何件売れたか」を把握できます。売れている商品と売れていない商品の差を比較することで、商品力やページ訴求の改善ポイントが見えてきます。 - 広告レポート
RPP広告やクーポンの費用対効果を確認できます。ACOS(広告費÷広告経由売上)が高すぎる場合は、広告の見直しや商品ページ改善が必要です。
これらのデータを組み合わせて「アクセス→購入に至るまでの流れ」を数字で追うことが、改善の第一歩です。
具体フロー/チェックリスト
RMSを使ったデータ分析と改善の流れを実務に落とし込むと次のようになります。
- RMSのアクセス分析で各商品のPV数・UU数を確認する
- 注文実績レポートで販売件数と売上金額を確認する
- アクセス数に対する購入数を計算し、CVRを算出する
- CVRが低ければ商品ページ(画像、説明文、レビュー)を改善する
- 広告レポートでRPPやクーポンの成果を確認し、ACOSを調整する
- 施策を実施したら1〜2週間後に数値を再度確認し改善効果を検証する
実務での落とし込み・改善ポイント
- データは「毎日細かく見る」より「週単位で推移を見る」のが効果的
- アクセスが少ない場合はSEOキーワードや広告運用を優先改善
- アクセスが多いのに売れない場合は商品画像やレビュー強化を実施
- 売上が伸びている商品は広告予算を増やしてさらに伸ばす
- RMSデータはダウンロードしてスプレッドシートで可視化すると管理しやすい
具体的なケーススタディ
ある店舗では、RMSで商品ごとのアクセスを分析したところ、上位ページのCVRが1%未満であることが判明しました。そこで1枚目画像を差し替え、ライフスタイルカットを追加したところCVRが1.8%まで改善。その結果、同じアクセス数でも売上が約1.5倍に増加しました。別のケースでは、RPP広告のACOSが50%を超えていたため、入札単価を調整しページ内容を改善した結果、ACOSが28%に下がり利益率が改善しました。
BuzzPhoto視点の提案
RMSを使った分析は「数字を読む」だけでなく、「ページ改善」との組み合わせが不可欠です。BuzzPhotoでは以下のような支援を行っています。
- RMSデータに基づいた商品ページ構成案の提案
- CVR改善に直結する商品画像・バナーの制作
- 広告効果を高めるためのランディングページや特集ページ制作
- 定期的な分析と改善提案をセットにした伴走型サポート
BuzzPhotoのご案内
BuzzPhotoは、楽天やAmazonを中心に「商品ページ構成案+撮影+画像制作」をワンストップで提供しています。データ分析の結果を踏まえ、成果につながるページ改善を一括で支援しています。