「Amazonに出しても、全然クリックされない…」
「アクセスが少なくて、そもそも見られてない気がする…」
これ、ネット販売を始めたばかりの人なら、きっと一度は感じたことがある悩みじゃないでしょうか。
私も、ハンドメイドアクセサリーのネットショップを始めたばかりの頃は、同じ悩みを抱えていました。そして、「商品をアップした=売れる準備完了」だと思っていたんですよね。
でも、現実はまったく違っていて…。アクセスはゼロ、クリックもゼロ、売上はもちろんゼロ。
「まずは“クリックしてもらう”工夫をしないと、何も始まらない」って気づいたんです。
今回は、Amazonに出店しようとしている方向けに、商品がクリックされない理由と、私が実際にやって効果があった3つの改善策をお伝えします。
1. 商品写真が「普通すぎる」とスルーされる
私がネットショップを始めたとき、一番最初に失敗したのが「写真の地味さ」でした。
「白背景で撮ればいいかな?」くらいの気持ちで、スマホで撮った画像をそのままアップ。
もちろん悪くはないんですが、Amazonや他のショップには、プロっぽい写真がずらっと並んでいます。
その中に、素人感満載の写真が紛れていたら?なかなかクリックなんてされませんよね。
特にAmazonでは、検索結果に並んだ商品の中で「第一印象=画像」がすべてです。
タイトルや価格を読む前に、写真で選ばれてるといっても過言ではありません。
【改善策①】「一番映える角度」と「世界観」を意識して撮影
私がやったのは、背景や光の使い方を変えて、アクセサリーの雰囲気に合った世界観を作ること。
たとえば、シンプルなゴールドのピアスなら、ナチュラルな木目やリネンの布を背景にすると、すごく雰囲気が出ます。
逆に、キラキラしたデザインなら、白い大理石風の背景やガラスの小物と一緒に撮ると映えるんですよね。
あと大事なのが「角度」。
ただ真上から撮るのではなく、少し斜めから光を当てて立体感を出すと、商品の質感が伝わりやすくなります。
Amazonでもこの工夫は活きると思います。トップ画像は“クリックされるための顔”だと考えて、しっかり作り込むのが大切ですよ。
2. タイトルが“なんとなく”で作られていない?
次に見直したのが商品タイトルの付け方です。
Amazonでも商品タイトルは検索結果に直接関わってくるので、重要なポイント。
でも、私も最初は「シンプルピアス」みたいな、ざっくりした名前をつけていました。
これだと、どんなキーワードで検索されてもヒットしにくいんです。
【改善策②】「キーワードを盛り込んだタイトル」に変更
Amazonでは、タイトルに含まれているキーワードがSEOにも強く影響します。
私の場合、「ゴールド」「アレルギー対応」「毎日つけられる」など、実際にお客様が検索しそうな言葉を意識して盛り込むようにしました。
たとえば、
NG例:シンプルピアス
OK例:アレルギー対応|シンプルなゴールドピアス|毎日つけられる軽量デザイン
これだけで、検索からの流入数が増えました。
Amazonでも同様に、ただの商品名だけじゃなく、「その商品がどんな悩みを解決してくれるのか」「誰に向いているのか」をキーワードに盛り込むと、検索にも強くなるし、クリック率も上がりますよ。
3. 商品説明が“他人事”になっていない?
最後に気づいたのが、商品説明文が淡々としすぎていたということ。
私はもともと説明文を「素材:真鍮、サイズ:2cm」みたいなスペックだけ並べて終わりにしていました。
でも、お客様が知りたいのって、「この商品を買ったら、自分の生活がどう変わるのか」なんですよね。
【改善策③】“自分の言葉”で、使うシーンをイメージさせる
あるとき、「このピアスは、仕事終わりにそのままデートに行っても浮かないデザインです」といった説明文を書いてみたところ、売れ行きが上がったんです。
つまり、商品の“スペック”ではなく“ストーリー”を書く。
Amazonでも、商品説明欄はしっかり見られています。特に高単価な商品ほど、お客様は慎重に読み込むので、「自分がこの商品を使ったらどうなるか?」をイメージしやすくしてあげることが大切ですよ。
たとえば、
ただの説明:「軽量でシンプルなピアスです」
工夫した説明:「朝の準備がバタバタな日でも、サッとつけられて一日中快適。どんなコーデにも合う、毎日使いたくなるピアスです。」
こういったちょっとした違いで、クリック率や購入率に大きく差が出るんですよね。
まとめ:クリックされない原因は「見せ方」にある
Amazonで商品がクリックされないのは、商品そのものの問題というより、「見せ方」が足りていないだけかもしれません。
最後に、今回紹介した3つの改善ポイントをおさらいしておきます。
・写真を工夫して、目を引く“世界観”を作る
・検索に強い、キーワード入りのタイトルにする
・ストーリー性のある説明文で、お客様の心をつかむ
どれも難しいことではないし、お金をかけなくてもできる工夫ばかりです。
「売れないのは才能がないから」じゃないです。
「伝わっていないだけ」かもしれません。
ちょっとずつでも大丈夫です。“伝える力”を意識して改善していくことで、クリック数も売上も、きっと変わっていきますよ!