ネットショップを始めたばかりの頃って、売上管理の大変さに驚きませんか?私も最初はそうでした。私はネットショップを個人で運営していたのですが、売上が少しずつ出るようになった頃、帳簿がぐちゃぐちゃになって焦った経験がありますよ。
今回は、特にAmazonで販売を始めようとしている方、あるいはすでに始めたけど「なんか他のモールと勝手が違う?」と感じている方に向けて、Amazon特有の売上管理の注意点や、管理をラクにするコツを、自分の体験も交えながら、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。
売上管理でつまずいた私の経験談
売上が月に10万円を超えるようになったあたりから、「あれ?これちゃんと帳簿つけたほうがいいよね?」と焦りだしました。特に確定申告のタイミングでは、「いつ何が売れて、手数料はいくら引かれて、実際に入金されたのがいくらか?」を全部手作業で計算して、とても大変だったことを今でも覚えています。
Amazonの売上管理、ここが他と違う!
入金サイクルが固定されている
Amazonの売上って、自分で「振り込んでください」と申請するスタイルではなく、定期的に(だいたい2週間ごと)自動で入金されるんですよね。
これは一見ラクそうですが、売れた日と入金日がズレることで、「この売上は今月分?来月分?」と迷う原因に。特に、月末締めで帳簿をつけている人にとっては、売上と入金のタイミングのズレが地味に面倒なんですよね。
手数料がとにかく多い・複雑
Amazonでは販売手数料以外にも、
・出品手数料
・配送料(Amazon発送の場合)
・保管手数料(FBAを使っている人)
・キャンペーン費用(クーポンなど)
など、明細がかなり細かく分かれているので、慣れないうちは「売上がいくらだったのか結局よくわからない…」となりがち。
売上の“確定タイミング”が曖昧
他のモールだと「売れた=売上確定」って感じですが、Amazonでは注文があってもキャンセルになることもあり、発送完了になって初めて売上として考えた方が安全ですよ。
帳簿をつけるときに、「注文日ベース」か「発送日ベース」か悩むポイントになりますね。
売上管理をラクにするためにできること
じゃあ、どうしたらこの複雑なAmazonの売上管理をラクにできるのか?
私自身が苦しんだ経験をもとに、効果が期待できる方法をいくつか紹介しますね。
会計ソフトを活用する
正直、手入力での売上管理だと限界があります。私は、手書きやGoogleスプレッドシートで管理してたんですが、だんだん売上が増えるにつれて手間が増え、月末が大変でした。
今は、「マネーフォワードクラウド」や「freee」などの会計ソフトを使っている人が多いですね。Amazonとも連携できるし、売上や経費を自動で取り込んでくれるので、帳簿付けのミスが減りますよ。
初心者におすすめの会計ソフト
freee(フリー) | 年額12,936円(スターター) | ネットバンキングやクレジットカードと連携して入出金を自動取得。スマホアプリで外出先からも作業可能。 |
マネーフォワードクラウド確定申告 | 年額15,360円(パーソナル) | 確定申告の作業を自動で処理し、AIが明細データから勘定科目を提案。 |
とくにAmazonの場合、「取引明細CSV」をダウンロードして、会計ソフトに取り込む流れが鉄板ですね。
月次で“まとめて処理”をする
おすすめは、月末にまとめて“売上レポート”をダウンロードして、それを一気に処理する方法。Amazonの場合、売上が1件1件多いので、毎日記録するよりも、月単位での処理のほうが現実的です。
他のモールとの“管理方法を分ける”
他モールとAmazonを同じように扱っていると、どうしても管理がゴチャゴチャになりがち。なので「Amazonだけ別で管理する」とか、「Amazon売上は会計ソフトに任せて、それ以外は手動」という風に、モールごとにやり方を分けることで、だいぶ混乱が減りますよ。
EC初級者こそ、売上管理の仕組みを作ろう
私自身、売上が月に数万円の頃は「まだそんなに売れてないし、管理も適当でいいよね」と思っていました。でも、そういう時期こそ、しっかりと管理の“クセ”をつけることが本当に大事だと感じます。
Amazonの売上管理は、確かに他のモールに比べて少し複雑です。でも、ツールを上手く使ったり、考え方をちょっと変えるだけで、思っているよりずっとラクになりますよ。
売上が少ないうちに慣れておくと、後々スムーズです!
まとめ:Amazonの売上管理は“仕組み化”がカギ!
Amazonの売上管理は、「入金タイミング」「手数料の多さ」「売上の確定タイミング」で戸惑いやすいかもしれません。
今回ご紹介した
・会計ソフトやレポートの活用で、手間を最小限に
・モールごとに管理方法を分けて、頭を整理
・初期段階から管理のクセをつけておくと、後がラク!
このポイントをぜひ取り入れてみてください。
「売ること」も大事だけど、「管理すること」も立派なスキル。焦らず、自分のペースで一歩ずつやっていきましょうね。