こんにちは。私は数年前まで、ハンドメイドアクセサリーのネットショップを運営していたEC販売者のひとりです。完全な副業スタイルで、空いた時間にコツコツ作って売っていました。
そんな私が、あるとき「Amazonってどうなんだろう?」と気になりはじめました。そこで、自分なりにAmazonで売れている商品や出品者の傾向を調べてみたところ、「あ、これって私がやってきた“ハンドメイドの売り方”とは全然違うな」と気づいたんです。
この記事では、ハンドメイドショップ出身の私が、Amazonの売れ筋商品や販売の特徴を調べてわかったことを、初心者さん向けに書いていきます。「次のステップに行きたいけど、何を売ればいいかわからない…」という方のヒントになれば嬉しいです!
ハンドメイドの“売れ筋”とAmazonの“売れ筋”は何が違う?
私がハンドメイドをやっていた頃は、「誰ともかぶらない個性」や「こだわりの世界観」が大切でした。
たとえば、私が売っていたのは1点1点デザインにこだわったピアスやイヤリング。「量産なんてできない!」というスタイルでやっていました。ハンドメイドを購入するお客様は、「その人の作品に惹かれて買う」という人も多いので、商品の見た目やストーリー性がすごく大事なんですよね。
でも、Amazonで売れている商品を調べてみると、真逆の世界でした。
Amazonでは、
「誰が売っているか」より「その商品が必要かどうか」
「個性的」より「実用的」
「一点モノ」より「在庫が安定しているもの」
という視点で選ばれている印象でした。
要するに、Amazonでは“検索してすぐに見つかるもの”や“必要だから買うもの”が売れる。ハンドメイドのように「感覚的に選ぶ」商品より、「生活の中で使うもの」「便利なもの」「お手頃なもの」が中心なんです。
売れる商品の共通点は「検索されやすさ」
Amazonで売れている商品をいろいろ見ていて気づいたのは、「商品名にキーワードが全部入っている」こと。
たとえば、「おしゃれなスマホスタンド」じゃなくて、商品の特徴や用途が全部入ってるんです。
〈例〉
「スマホスタンド 卓上 折りたたみ式 角度調整可能 iPhone Android対応」
私がハンドメイドでよく、「月のしずくピアス」とか「夜空から贈り物スターイヤリング」みたいな名前をつけていたことがありましたが、それだとAmazonでは検索されないんですよね。むしろ、「ピアス ゴールド スター 揺れる 樹脂フック」とかのほうが圧倒的に見つけてもらいやすい。
つまり、Amazonでは「検索ワード=商品タイトル」として考えなきゃいけないんだな、と強く感じました。
売れ筋リサーチをして驚いたこと
ちょっと時間がある日に、Amazonで「スマホケース」とか「掃除グッズ」「キャンプ用品」みたいなジャンルを見て、レビューが多い商品をリサーチしていたんですが、ひとつの共通点がありました。
それは「パッと見て“どんな商品か”がすぐにわかること」。
サムネイル画像もシンプルで、白背景に商品がドーンと写っていて、補足でアイコン風に特徴が書かれてる。「防水」「軽量」「折りたたみOK」みたいなものですね。画像に情報を詰め込むのも、Amazon流の工夫なんだなと感じました。
私がハンドメイドやっていたときは、「雰囲気重視」の写真を撮っていて、木の上にアクセサリーを乗せたり、背景にドライフラワーを置いたりしていましたが、Amazonだとそういうのは必要ないのかもしれません。
じゃあ、ハンドメイド出身者がAmazonに挑戦するなら?
「じゃあハンドメイドやってた人は、Amazon無理なの?」って思うかもしれませんが、そんなことはないと思います。むしろ、商品の見せ方や“お客さんに寄り添う姿勢”は、ハンドメイド出身者の強み!
たとえば、「赤ちゃんの写真撮影に使えるヘアバンド」とか、「ウェディングドレスにも合う品があって華やかなピアス」みたいに、「誰の、どんな悩みを解決するか」を先に考えて、それにマッチする商品をリサーチする。
そうやって見つけた「需要のある商品」を、自分らしい視点で改善したり、パッケージを工夫したりすれば、Amazonでも勝負できるんじゃないかなと感じています。
今後のステップとして考えていること
私が、Amazonで「売れ筋になりそうな商品」を探して仕入れてみるとするなら…
「自分がよく使うけど、もっとこうだったらいいのに」と思う日用品
「プレゼント需要がありそうな雑貨」
「リモートワーク中に便利だったもの」
こういったジャンルで、既にAmazonで売れている商品をチェックしながら、「自分だったらどう差別化するか?」という視点でアイデアを練ってみるのもいいなと思います。
最初から大きく仕入れるのはリスクがあるので、メルカリやヤフーショッピングでテスト販売して反応を見るのも一つの方法ですよ。
まとめ|Amazonで売れる商品は、誰かの悩みを解決するもの
Amazonの商品選びのポイントは、「売れる=誰かの困りごとを解決している」ということでした。
ハンドメイドでは「世界観」や「自分らしさ」を追求していたけど、Amazonでは「使う人のことを最優先に考えた実用品」が強いんです。
でも、これは決して対立する話ではなくて、うまくミックスすることで、より強い商品になるんじゃないかと感じています。
Amazonの商品選びを進めていく中で、ちょっとでも参考になったら嬉しいです!