こんにちは! 私は以前、ハンドメイドアクセサリーのネットショップを運営していて、コツコツ販売を続けてきました。その際に、SNSや広告などの集客にも試行錯誤してきた経験があります。
この記事では、「楽天に出店しているけど、広告って本当に効果あるの?」「月1万円くらいの予算で試しても意味あるのかな…」と悩んでいる方に向けて、私の体験も交えつつお話ししたいと思います。
「広告は課金すれば売れる」は違う
正直に言います。私も最初、「広告を出せば売れるだろう」と思っていました。でも実際はそんなに甘くなくて、最初の頃に出した広告は、ほとんど反応なし。売れたのは1件で、広告費の方が高くついた…なんてこともあり、途方に暮れたことを今でも覚えています。
そこから「広告は魔法じゃない。伝える準備ができている商品にだけ効果が出る。」ってことに気づきました。
問題は、「その広告が“伝わる状態”になってるか?」ということ。これが意外と見落とされがちなので注意が必要ですよ。
広告の前に、商品ページの見直しをしよう
私がハンドメイドショップで広告を出していたとき、うまくいかなかった理由は「商品ページに力を入れていなかったから」なんです。
・写真が暗い・分かりにくい
・商品の説明がざっくりすぎる
・サイズや着用イメージが分からない
この状態で広告をかけても、結局ページに来てもらった人が「うーん、よく分からないな」と離脱してしまうんです。
楽天でも、商品ページのクオリティはすごく重要ですよね。
「楽天SEO」にも関わる部分ですが、写真・商品名・説明文・レビュー・配送情報など、すべてが“購入を後押しする情報”になっていなければ、広告費はムダになります。
以前ご紹介した、楽天SEOの記事もチェックしてみてくださいね!→楽天内SEOってどうやるの?私が実践したキーワード対策と成果 – 1からわかるECラボ
初心者におすすめの楽天広告メニューは?
楽天では、さまざまな広告メニューがありますので、初心者の方におすすめのものをご紹介します。
広告名 | 特徴 | 予算目安 |
RPP広告(検索連動型) | 楽天市場内検索に表示される。1クリック20円〜。 | 月1万〜始めやすい |
ディスプレイ広告(CPC) | 商品をバナー表示で露出。画像が目を引く。 | 月数千円〜試せる |
LINE連携広告 | 楽天×LINEで配信。リピート促進にも◎ | もう少し予算に余裕ができてから |
中でもRPP広告は、クリック課金型で無駄な支出が少なく、「自動入札」や「自動キーワードマッチング」などの機能が備わっているため、初心者の方でも安心して始められる広告ですよ。
月1万円の広告予算、どう使う?
私の場合、以下のように広告予算を使っていました。
その1 人気商品の1点に集中投下
1万円を広く薄く使うより、「これを売れ筋にしたい!」という商品に集中させるのがコツですよ。アクセスが分散すると、どこにも成果が出ませんので注意!
楽天のRPP広告なら、キーワードをしっかり選びつつ、1商品に絞って設定することで、反応を見やすくなります。
その2 時期を決めて集中投入
毎日均等に広告を出すのではなく、「新作販売の週」や「楽天スーパーセール直前」「お買い物マラソン前後」など、狙いたいタイミングで予算を一気に使うのも効果的ですよ。
その3 データを“気にしすぎない”ことも大事
EC初心者あるあるだと思うんですが、「1日でクリックゼロだった…」と落ち込んだり焦ってしまうんですよね。私もそうだったので、「1週間単位」で見るようにして、数字に一喜一憂しないルールを決めると、精神的に楽になりましたよ。
広告は“育てるもの”。すぐ結果が出なくても焦らないで
初心者のうちは、「広告は即効性がある」と期待しがちですが、実際は違います。
広告は、商品やページ、ショップ全体が整っていて、初めて効果を発揮するもの。しかも、「やってみて、試して、修正して」を繰り返す中で、少しずつ良くなっていく“育てるもの”なんです。私自身もうまくいかないことも多く、そのたびに「これは学ぶチャンスかも!」と気持ちを切り替えて取り組んできました。無理せず、できることから、コツコツ試していきましょう。
まとめ:広告は“土台ができてから”が本番!
楽天広告を使うときに大事なのは、次の4つです。
・商品ページを整えるのが先
・売りたい商品に絞って集中投下
・初心者におすすめの楽天広告をチェック
・焦らず少しずつ育てていく姿勢
月1万円でも、戦略的に使えばしっかり結果につながります。そして、広告はあくまで「ショップを育てるためのツールの一つ」。SNSやレビュー、ページ改善とあわせて、バランスよく進めていくのがおすすめですよ。焦らず育てていきましょう!