ネットショップやECサイトの運営で成功するためには、売れる商品を見つける力が必要です。
どんなに自分が売りたい商品があったとしても、需要がなければ売れていきません。
たとえば筆者の場合、10万円以上のマニアックなカメラを何個も仕入れたのに、まったく売れなくて在庫になったことがあります。
在庫をかかえると商品の仕入れ資金や製作費などを回収できなくなるので、ECサイト運営はうまくいかないですね。
売れる商品を見つける力があれば世間のトレンドや需要がわかるので、商品の仕入れや制作で失敗することが減ります。
本記事では、初心者必見！競合リサーチを活用した「売れる商品」の見つけ方をお伝えしていきましょう。
項目1：大手ECモールのランキングを調査する
初心者必見！競合リサーチを活用した「売れる商品」の見つけ方の項目1つ目は、「大手ECモールのランキングを調査する」です。
大手ECモールのランキングを調査することで、ネットや世の中で今売れている商品が何なのかを把握できます。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECモールでは、売れ筋の商品やストアのランキングが見れますよね。
商品ランキングはカテゴリーやジャンルごとに見ていくと、自分が扱えそうな売れる商品を見つけやすいです。
たとえば筆者の場合は、カメラや電化製品のカテゴリーに絞って商品のランキングを見ていきます。
商品ランキングは「人気度」だけでなく「売れ筋」や「新着」なども見たほうがいいです。
そして、ランキング上位の商品を扱っているストアが、他にどんな商品を販売しているのかもチェックしておきます。
ちなみに、Amazonで販売されている商品は「Keepa」や「ERESA」などの分析ツールを使うのがおすすめです。
「Keepa」や「ERESA」は、Amazon商品の価格変動や売れ筋などをグラフ表示してくれるので細かく分析ができます。
大手ECモールのランキングを調査できるようになれば、売れる商品は無限に見つけられるはずです。
項目2：ちまたのトレンド商品をチェックする
初心者必見！競合リサーチを活用した「売れる商品」の見つけ方の項目2つ目は、「ちまたのトレンド商品をチェックする」です。
テレビやネットニュースなどのメディアをチェックすれば、世の中でどんな商品が売れているのかをリアルタイムで把握できます。また、Googleトレンドなどのツールを活用するのもいいでしょう。
たとえば、CMで話題の商品や芸能人が使った商品は、すぐにトレンドになり売れやすく価格も上がります。
最近では人気インフルエンサーが紹介している商品なども売れやすいので、SNSで流行っているものから探す方法もありますね。
◆SNS内で流行しているものの探し方
⇛「#おすすめ商品」や「#人気商品」といった言葉でハッシュタグ検索を活用する。
＊フォロワーが多いSNSアカウントがおすすめしている商品は要チェックです。
ほかには特定の時期や季節にだけ需要があるものも、一時的に売れるトレンド商品といえますね。（例：夏のクーラーや冬のストーブなど）
また、地域や街中のイベント等で流行しているものの中には、のちに全国トレンドになる可能性を秘めたものがあります。（例：くまモン、ふなっしー等のキャラクターグッズなど）
売れる商品を見つけるために、ちまたのトレンド商品をチェックしておきましょう。
項目3：海外の人気商品をチェックする
初心者必見！競合リサーチを活用した「売れる商品」の見つけ方の項目3つ目は、「海外の人気商品をチェックする」です。
海外で流行っているものは、これから日本でも流行る可能性があります。たとえば韓国コスメ、ヨギボーなどは先取りした事例です。
米国の「eBay（イーベイ）」や中国の「Alibaba（アリババ）」などのECサイトをリサーチすると、海外の人気商品がわかります。
■「ebay（イーベイ）」
- 米国発の世界最大級のECサイト。
- 世界中の人気商品や珍しい商品のチェックや仕入れができる。
■「Alibaba（アリババ）」
- 中国の巨大卸売りサイトで中国版のAmazonとも呼ばれる。
- さまざまな商品が取り揃えられており、低コストでの仕入れができる。
輸入ビジネスをされている方の中には、米国のイーベイや中国のアリババから仕入れている方も多くいます。
なので、Amazon等で人気ストアが扱っている商品を見れば、仕入れ先を推測して海外サイトで同じ商品を探すという手もあります。
売れる商品を見つけるために、ぜひ海外の人気商品をチェックしてみてください。
項目4：人気商品の関連商品をチェックする
初心者必見！競合リサーチを活用した「売れる商品」の見つけ方の項目4つ目は、「人気商品の関連商品をチェックする」です。
人気商品の関連商品をチェックすることで、付属品や類似商品などの他に売れる商品が見つかる可能性が高いです。
たとえば人気のプリンターを購入したついでに、インクやコピー用紙などの付属品も購入していく人が多くいます。電化製品ですと関連する部品やパーツなどもついでに買うことがありますよね。
また、人気商品よりも値段が安く、同じような性能を持つ類似商品を購入していくお客さんも多く見られます。
関連商品や類似商品を安く仕入れるには海外の大手ECサイトを利用するといいですね。
「Alibaba（アリババ）」や「Taobao（タオバオ）」など中国の大手ECサイトから仕入れる方が多数です。
アリババやタオバオには消費者向けの雑貨品やアパレル品、電化製品などが安い価格で取り揃えられております。
また原材料やパーツなどのオリジナル商品を製造するための素材も多く販売されてますね。
人気商品の関連商品はお客さんが追加購入していく傾向が高く、売れる商品が多くあるのでチェックしておきましょう。
項目5：ニッチな商品から探す
初心者必見！競合リサーチを活用した「売れる商品」の見つけ方の項目5つ目は、「ニッチな商品から探す」です。
ニッチな商品から探すことでライバルや価格競争を避けられて、値崩れしにくい安定的に売れる商品を見つけられます。
たとえば、ニッチな商品として挙げられるのはカメラや骨董品など、特定ジャンルで趣味や関心を持つ人が使うような商品ですね。
ほかにも、限定品やプレミア商品、廃盤や絶版となった生産終了商品など、入手しにくい希少価値のある物もニッチ商品といえます。
ニッチなジャンルで売れる商品を見つけるためには、以下をおさえておく必要があります。
- あらかじめニッチな商品ジャンルを調べて把握しておく
- 大手ECサイト内で人気商品や関連商品の中から売れているニッチ商品を探す
- Amazonなら「Keepa」、ヤフオクなら「オークファン」などの分析ツールを活用する
ニッチな商品は扱うライバルが少ないので、値崩れしにくく安定的に利益が出しやすいです。
また、限定品などは元の価格以上の「プレミア価格」になり価値が上がる可能性もあります。
ただし、ニッチな商品を扱う場合に気を付けてたいのが以下の点です。
- 売れにくい商品ジャンルは赤字のリスクがあるので避ける
- 禁止品のジャンルはアカウントが停止するリスクがあるので避ける
- 限定品などは安く入手するのが難しい
限定品など希少価値のあるものを仕入れるには、ヤフオクやメルカリなどを利用したほうがいいですね。
もし可能なのであれば知人などから譲り受けるのもアリです。
ニッチな商品から探してみるのも、初心者が売れる商品を見つける手段の一つとして知っておいてください。
項目6：商品レビューや口コミをチェックする
初心者必見！競合リサーチを活用した「売れる商品」の見つけ方の項目6つ目は、「商品レビューや口コミをチェックする」です。
商品レビューや口コミを大手ECサイトや検索エンジン、SNS等でチェックすることで消費者がどんな商品を求めているのかが分かります。
人気商品に対する不満点や疑問点、どんな商品があれば満足するかなどユーザーの意見をチェックしてみてください。
消費者が求めている商品は売れる商品ということです。なので、あとは消費者が求めている商品を仕入れたり、自分で新商品を開発したりすればいいOKですね。
ほかにはGoogleなどの検索エンジンでよく検索されている、悩み系のキーワードから売れる商品のヒントを得るのもいいでしょう。
検索エンジンでよく検索されているキーワードというのは消費者の疑問や悩みであることが多いです。
「ラッコキーワード」というツールを使えば検索エンジンの関連キーワードを抽出できるので活用できます。
売れる商品を見つけるために商品レビューや口コミ、SNSや検索エンジンの関連キーワードをチェックしてみましょう。
項目7：リアルイベントに参加して市場調査する
初心者必見！競合リサーチを活用した「売れる商品」の見つけ方の項目7つ目は、「リアルイベントに参加して市場調査する」です。
リアルイベントに参加して市場調査することで、いろんな企業のトレンド商品や最先端技術を一度に比較検討できます。
たとえば、国内外ではいろんな分野の見本市や展示会といったリアルイベントが、定期的に開催されているのをご存知でしょうか。
国内では「JAPAN SHOP」や「FOOD STYLE JAPAN」、海外では「CES（米国）」や「アンビエンテ（独国）」などが有名です。
見本市や展示会には、数百、数千という業界の企業が出展します。またバイヤーや業界関係者も多く集まるので、見本市や展示会に参加すれば様々な有益情報を交換できるでしょう。
売れる商品を見つけるために、自分の足で実際にリアルイベントに参加して市場調査することをおすすめします。
筆者がおすすめの売れる商品の見つけ方
筆者がおすすめの売れる商品の見つけ方は、「ライバルや競合他社が扱うものを徹底的にマネる」です。
ライバルや競合他社が扱うものを徹底的にマネることで、どんな商品が売れるのかが把握できるようになります。
たとえば、筆者の場合はカメラのジャンルが得意なので、人気のカメラ店が扱う商品をすべてチェックしますね。
大手ECモールなどの人気ストアはもちろんのこと、有名な企業が扱う同ジャンルの商品も徹底的に調べる感じです。
筆者はとりあえずAmazonやヤフオクを中心にして、人気ストアが扱う商品をすべてリサーチしております。
そして自分でも扱えそうなカメラが見つかったら、次は商品名でGoogleのショッピング検索をかけるのです。
検索結果には同じカメラ商品を販売しているネット通販やショップがたくさん出てきます。
いろんな多くのお店が扱っていて、商品レビューも多く付いているカメラであれば売れる商品として判断していいでしょう。
ちなみにKeepaやオークファンなどの分析ツールを使えばリサーチはさらに簡単で効率的です。
人気ショップが扱う商品や自分で見つけたものが、どのくらいの価格でどれだけ売れているのかが明確になりますね。
ツール分析して1か月～3か月以内に多く売れているカメラならば、筆者的には売れる商品と判断しています。
また、売れる商品をリサーチ分析していると、販売しているお店によって同じ商品でも価格差があるのがわかるはずです。
つまり電脳せどりが可能なので、仕入れるときは安いお店から買い、販売するときは高く売れるお店で出品できますよね。
リサーチを通して売れる商品の知識や相場観が付いてきたら、ネットだけでなくリアル店舗でも仕入れられるでしょう。
まずはライバルや競合他社が扱うものを徹底的にマネることで、売れる商品は自動的に見つけられるようになります。
まとめ
ということで今回は、「初心者必見！競合リサーチを活用した「売れる商品」の見つけ方」をお伝えしました。
ネットショップやECサイトの運営で成功するためには、利益を出す売れる商品を見つける力が必要です。
初心者は以下の項目を実践して、売れる商品を見つけることをおすすめします。
- 大手ECモールのランキングを調査する
- ちまたのトレンド商品をチェックする
- 海外の人気商品をチェックする
- 人気商品の関連商品をチェックする
- ニッチな商品から探す
- 商品レビューや口コミをチェックする
- リアルイベントに参加して市場調査する
売れる商品を見つけるには、世の中のトレンド商品を把握しておくことが基本的なポイントです。
初心者はAmazonなどの大手ECモールの売れ筋ランキングなどをチェックして、売れる商品を探してみてください。
またはテレビやネットニュース、SNSなどにも目を通して人気のトレンド商品を探すのもアリです。
さらに海外で売れている商品が知りたければ、ebayやAlibabaなど海外の大手ECサイトをチェックするという手もあります。
もしライバルとの価格競争を避けたければ、人気商品の関連商品やニッチ商品から売れるものを探すのもおすすめです。
売れる商品をより効率的に見つけるためには、KeepaやGoogleトレンドなどの分析ツールも利用するといいですね。
何か売れる商品のためのアイデアが欲しいときは、以下を試してみてください。
- 商品レビューや口コミに目を通して、消費者がどんな商品を求めているのかを把握する
- 見本市や展示会などのリアルイベントに参加して市場調査する
もしかしたは何かヒントが得られるかもしれません。
それでは本日は以上になります。
