商品名の付け方って、実は“売れるかどうか”を左右するほど大切。
――これは、私が健康や美容系のサプリを販売していたときに、身をもって実感したことです。
どれだけ商品に自信があっても、検索で見つけてもらえなければ、お客さまの目にも触れません。私も最初は、なんとなく響きのいい名前をつけていました。しかし、それだけではアクセスが伸びず、正直「どうして売れないんだろう」と悩んだ経験があります。
でも、あるときキーワードの選び方を少し工夫してみたところ、驚くほど検索からのアクセスが増えました。その結果、売上にもしっかりとつながっていったんです。
この記事では、そんな私自身の体験談をもとに、検索に強くなるキーワードの選び方を、やさしく解説していきます。
難しい専門知識はいりません。すぐに使えるヒントばかりなので、商品名に悩んでいる方は、ぜひ気軽に読み進めてみてくださいね。
【ポイント①】ユーザー目線で「刺さる」キーワードを選ぶ
私が商品名を考えるとき、一番大切にしていたのは「お客さまが実際にどんな言葉で検索しているか?」を想像することでした。
たとえば、美容サプリを販売していたときのこと。「アンチエイジング」と「シミ対策」――似たようなジャンルに見えますが、実際には検索する人の気持ちも、ボリュームもまったく違ったんです。
最初は「アンチエイジング」というキーワードを使っていたのですが、Googleキーワードプランナーで調べてみると、「シミ対策」の方が検索数が約2倍も多いことが判明。
「えっ、こんなに違うの?」と驚きながら、すぐに商品名に「シミ対策」という言葉を取り入れてみました。すると、検索経由でのアクセスが約30%アップ、売上も15%ほど伸びたんです!
→ お客さまの“検索の言葉”に寄り添うことが、売れる商品名のカギ!
【ポイント②】具体的でシンプルなキーワードを狙う
「健康」「美容」などの大きなキーワードは、一見魅力的ですが、実はライバルが多すぎて検索結果の中に埋もれがちです。
私も最初は「健康サプリ」というワードで挑戦したのですが、想像以上に競合が強く、検索順位は思うように上がりませんでした。そこで視点を変えて、「乾燥肌 改善 サプリ」など、悩み(乾燥肌)×解決策(改善・サプリ)というふうに、より具体的なキーワードにシフトしたんです。
この一工夫で、検索での露出がグッと上がり、自分の商品を必要としている人の目に届きやすくなりました。
→具体的な悩みとセットで考えるのが、検索対策のカギ!
日本のEC市場では、こうした複数語のキーワードが全体の約70%を占めているというデータもあります(参考:日本マーケティング協会調べ)。
【ポイント③】商品カテゴリーと関連キーワードは必ず含める
商品名には、「どんなジャンルの商品か」がひと目で伝わるキーワードを入れるのが基本です。
たとえば私が扱っていたのは、サプリメントや美容液など。商品名には「サプリメント」や「健康食品」といったカテゴリー名をしっかり入れていました。検索エンジンに正しく伝わることで、より関連性の高い検索結果に表示されやすくなります。
さらに、「無添加」「国内製造」「敏感肌用」など、商品の特徴を表すキーワードを加えるのも効果的。私も「飲みやすい」「30代向け」などのワードを入れたことで、検索流入が増えた経験があります。
→ジャンル名や特徴キーワードを入れるだけでも、見つけてもらえる確率がグッと上がります!
【ポイント④】競合チェックをして“負けない”キーワードを探す
キーワードを選ぶときは、必ず競合商品もチェックしていました。
たとえばAmazonや楽天で、同じカテゴリーの人気商品名を検索し、どんなキーワードが使われているかを確認するのがポイントです。
私の経験では、競合があまり使っていないけれど検索ボリュームがあるキーワードを見つけると、「穴場キーワード」として狙う価値があります。実際に私の場合、「ビタミンC サプリ 敏感肌用」というキーワードがまさにその穴場でした。これを商品名に入れたことで上位表示に成功し、売上も順調に伸びました。
→たとえ検索数が少なくても、競合が少なければ上位に入りやすいので狙い目です!
【ポイント⑤】お客様の声から新たなキーワードを発掘する
販売開始後も、レビューやお客様からの質問をしっかりチェックすることで、新しいキーワードを発見できます。
例えば、「朝の肌のハリが良くなった」という嬉しい声が多ければ、「朝 肌 ハリ」というキーワードを商品名や説明文に追加するのが効果的です。
私もこのやり方で、思いがけないキーワードを見つけることができました。実際に商品名をそのキーワードを含めるように微調整したところ、検索からのアクセスが増えただけでなく、リピーターのお客様も増加したんです。やっぱり、お客様のリアルな声を反映させるのは強みになりますよね。
→リアルなお客様の言葉は最高の宝物!そこから新たなキーワードを発掘しましょう。
【注意点セクション】キーワード選びでやりがちなNG集
NG① キーワードを詰め込みすぎる
商品名にキーワードを詰め込みすぎると、不自然で読みにくくなり、逆にユーザー離れを招きます。検索エンジンも過剰な詰め込みは評価を下げる傾向がありますので注意が必要です。
NG② 流行キーワードに飛びつく
「今話題の〇〇」など、流行ワードを無理に入れるのは要注意。短期的にはアクセスが増えるかもしれませんが、商品と関係ないキーワードは購入につながりにくいので、長期的にはマイナスになることもあります。
NG③ ターゲットを絞らない
キーワードが広すぎて誰に向けた商品か伝わらない場合、検索からの流入は増えてもコンバージョン(購入)につながりにくいです。具体的にどんな人向けの商品かを意識したキーワード選びをしましょう。
まとめ:キーワードは「売れる商品名」を作る最大の武器!
商品名はただの名前じゃなく、検索されて見つけてもらうための“武器”です。
私が健康・美容食品のEC販売で学んだのは、ユーザー目線で検索キーワードを選び、具体的に悩みを言葉にして盛り込むことが、検索で強くなるコツだということ。
そして何より、「試してみること」が何よりも大切。今日からツールでキーワード調査を始めて、あなたの商品名を見直してみてください。
売上アップに繋がる商品名作りは、あなたのEC運営をもっと楽しくしてくれますよ!
参考データ一覧
・Googleキーワードプランナー
・日本マーケティング協会調べ(2024年データ)
・Amazon/楽天での競合商品名チェック(2025年調査)