「SNSって大事って聞くけど、どうしたら売上につながるの?」
ECサイトでの販売を始めた頃、私はそう思っていました。
SNSは無料で気軽に始められて、フォロワーも少しずつ増えていきます。
でも、「いいね」はついても、商品の購入にはつながらないのです。
そんな時期が長く続いて、「自分には向いてないのかもしれない」と悩んだことを、今でも覚えています。
ですが、試行錯誤を重ねて「あるパターン」に気づき、投稿から実際に購入に結びつくようになりました。
この記事では、ハンドメイドアクセサリーをネット販売してきた私の実体験をもとに、初心者でも真似できる「売上につながるSNS投稿のコツと事例」をご紹介します。
SNS投稿が“売れない”のはなぜ?

私が初めてInstagramを使って作品を紹介し始めたとき、投稿内容はこんな感じでした。
・できあがった商品を背景付きで撮影
・「新作できました!」とシンプルな内容
・ハッシュタグをたくさんつける(例:#ハンドメイド #ピアス好きな人と繋がりたい)
これ、実は多くの人がやりがちなパターンなんですよね。
もちろん間違ってはいないのですが、売上にはつながりにくい投稿でもあります。
なぜなら、「商品情報」しか伝わっていないからです。
ユーザーからすれば、「どんな人が作ってるの?」「どうやって使うの?」と疑問が残り、購入したいという気持ちにはつながらないのです。
売上に直結した投稿例を紹介!
では、どうすれば「見て終わり」ではなく、「買いたい!」に変わるのでしょうか。
私が実際に売上につながったと感じた投稿には、共通する“パターン”がありました。
1.「リアルな体験」で伝える投稿
たとえば、ある日こんな投稿をしました。
「今日は少し肌寒かったので、暖色系のピアスを選びました。友人と出掛けた際に褒めてもらい、とてもうれしかったです。やっぱりアクセサリーって気持ちを上げてくれる存在ですね。」
これはただの「着用画像」ではなく、そのアクセサリーが“どんな場面で役立つか”を想像できるようにした投稿です。この投稿のあと、そのピアスがすぐにsold outになりました。
実際の「体験」を自分の言葉で伝えると、ユーザーの心に響きやすいですよ。
2.「制作の裏側」を見せる投稿
売れ筋商品のひとつが、実は「制作中の様子」を投稿したことがきっかけでした。
動画で、「ひとつひとつ手作業で金具をつなげていきます」といった感じで、制作の様子を投稿したのですが、これが驚くほどの反応があったのです!「完成したら欲しいです!」というコメントもいただきました。
ここでのポイントは、「完成品」だけでなく、「作り手としての温かさ」や「こだわり」が伝わるということです。
実際に行ったSNS運用ルーティン
私が売上に結びつけるために、習慣にしていた投稿ルーティンはこちらです。
初心者の方でも真似しやすいのでチェックしてくださいね!
曜日 | 投稿内容 | 投稿時間 |
月曜日 | 制作の様子 | 夜20時頃 |
水曜日 | お客様の感想 | 午後12時頃 |
金曜日 | 着用イメージ・コーデ | 夜20時頃 |
土曜日 | 新作のお知らせ | 午前10時頃 |
ポイントは、「買ってください」とアピールするのではなく、ショップの魅力や世界観を伝える投稿を意識することです。
また、投稿のタイミングもとても大切です。ユーザーがスマホを見る時間帯を考慮して発信していました。
ハッシュタグとキャプションも工夫しよう!
最初はハッシュタグを多く詰め込むだけでしたが、売上が伸びた投稿では次のように工夫していました。
ハッシュタグのコツ
・一般的なもの 例→#ハンドメイドアクセサリー
・絞り込みタグ 例→#30代コーデ #大人かわいい #プチプラ
・ブランド名など自分独自のタグ 例→#mystyleaccessory
キャプションのコツ
・誰かに語りかけるように書く
・改行を使って見やすく
・質問で終わる 例→「皆さんはどんなお色がお好きですか?」
こうするとコメントが増えて、Instagramの投稿の表示順位が上がる傾向があります。
まとめ:SNSは自分のブランドに価値をつける場所
SNSは、ただ商品を紹介する場ではなく、投稿を通じて「ショップの良さを伝える」「お客様とつながる」ことが大切だと感じます。
今回ご紹介した
・自分の言葉で書くこと
・「お客様の声」や「制作の裏側」を見せること
・ハッシュタグや投稿時間にひと工夫すること
この3つのポイントを意識して、ぜひ取り組んでみてください。
初心者のうちは、「うまくやらなきゃ」と思いすぎてしまうかもしれません。でも、自分らしさを出して、他のショップとの違いを伝えることがとても大切です。売上よりもまずはお客様との信頼関係を築くことが、長い目で見て良い結果につながるはずですよ。
空いた時間に、少しずつで大丈夫です。自分のペースで、SNS運用を楽しんでくださいね。