ファンの声を集めよう!リピーターに自然にレビューをお願いする方法

ECサイトを運営していると、一度買ってくれたお客さまがリピーターになってくれる瞬間って、本当に嬉しいものですよね。私も健康や美容食品のEC販売をしていたとき、同じ方から何度もご注文が入るたびに「よしっ!」と小さくガッツポーズしていました。

でも、そんなリピーターさんにレビューをお願いするって、実はちょっと気が引けませんか?「お願いしすぎたら厚かましいかな」「タイミングが難しいな」と感じて、チャンスを逃してしまうことも……。

今回は、そんな私が実際に試して「これは自然にお願いできる!」と感じたレビュー依頼のコツをご紹介します。レビューは新規のお客さまへの信頼を高める、いわば“お客さまからのラブレター”。その力を、もっと上手に活かしていきましょう!

目次

1. レビュー依頼のタイミングは“2回目購入後”がベスト

「初回購入後すぐにレビューをお願いする」のは、もちろん間違いではありません。でも、実際のところ、健康食品や美容サプリメントのように“効果を実感するまでに時間がかかる”商品では、ちょっと早すぎることも。

私の経験上、一番レビューがもらいやすかったのは「2回目の購入があった直後」。つまり「この商品、いいかも」と思って再購入してくれたタイミングです。お客さま自身が気に入ってくれているから、レビューへのハードルも低くなるんです。

しかも、この時期って「もう一度注文してくれてありがとう!」という感謝の気持ちを伝えるのにも最適なタイミング。レビュー依頼と一緒に「再購入、嬉しいです!」と伝えれば、心からのやりとりになります。

→リピート率が高い顧客はLTV(顧客生涯価値)も高く、レビュー内容の信頼性もアップします。

2. 依頼文は“ちょっとフレンドリーに、でも押しつけない”

レビュー依頼文の書き方って、本当に悩ましいですよね。テンプレートのような文章だと、どうしても「事務的」に見えてしまうし、かといってフランクすぎるのもNG。

私が試してみて一番反応がよかったのは、「ちょっとした手紙みたいな文体」。たとえば、こんな感じです。

▼レビュー依頼文例(2回目購入後の同梱チラシなどにおすすめ)

こんにちは!再びご注文いただき、ありがとうございます。
「○○(商品名)」、気に入っていただけていたらとっても嬉しいです。
もしよければ、使ってみた感想をレビューで教えていただけませんか?
いただいた声をもとに、もっといい商品づくりを目指していきたいと思っています!

ポイントは、「レビュー=お願い」ではなく、「レビュー=あなたの声を聞かせてほしい」という姿勢で伝えること。伝え方ひとつで、印象はぐっと変わります。

→このような手紙調の文章は、開封率や読了率の向上にも寄与します(参考:ECのミカタ)。

3. “ちょっとした特典”を添えると、書いてくれる確率が上がる

レビューって、お願いされてもついつい後回しになってしまうもの。なので、私はレビューを書いてもらうための「ちょっとした特典」を用意していました。

たとえば、「次回使える100円オフクーポン」や「レビュー投稿後にミニプレゼント」など。もちろん、過度なインセンティブは規約違反になることもあるので注意は必要ですが、あくまで“お礼”として用意するのがポイントです。

実際、レビュー数が2倍近くに増えたことも。お客さまからも「書いたらすぐにプレゼントが届いて嬉しかった!」という声をいただけて、こちらも温かい気持ちになりました。

→楽天市場などのモールでも「レビューでプレゼント企画」は定番手法になっています(参考:楽天市場出店ヘルプ)。

4. “商品の使い方”や“レビューの例”を添えてあげよう

これ、意外と盲点だったのですが……お客さまの中には「何を書けばいいかわからない」という理由でレビューを避ける方も多いんです。

だから私は、レビュー依頼の際にこんな感じで一言添えていました。

▼一言添えるだけでぐっと書きやすくなる例文

「どんなタイミングで使っているか」や、「最初に感じた変化」など、ちょっとしたことで構いません。
よければ、お聞かせいただけたら嬉しいです!

こうすることで、「気軽に書いていいんだ」と思ってもらいやすくなるんです。実際、「最初は不安だったけど、使ってみて調子が良くなりました!」というような、あたたかいレビューが増えました。

→レビュー件数を増やすためには、ユーザーの“書くハードル”を下げることが大切です(参考:MarkeZine)。

5. 同梱チラシ、LINE、メルマガ…伝え方はいろいろ試す

レビュー依頼の方法は、1つじゃありません。同梱チラシ、LINE、メルマガ……それぞれにメリットがあるので、商品やお客さまの属性によって使い分けてみるのがおすすめです。

・同梱チラシ:商品の使用直後に目に入るので、行動に移しやすい
・LINEメッセージ:短く気軽に送れる。既読率が高く、すぐ反応がもらえる
・メルマガ:文章量を確保できるので、丁寧な依頼ができる

私は季節商品(例:夏限定の美容ドリンク)の場合は、発送タイミングを見てLINEでお礼と一緒にレビュー依頼を送りました。逆に、定期購入商品にはメルマガで丁寧にお願いするようにしています。

→複数チャネルを使うと、レビュー取得率が平均15〜20%向上する傾向があります(参考:ECzine)。

注意点:レビュー依頼でやってはいけないこと

レビューを集めたい気持ちはあっても、やり方を間違えると逆効果になることもあります。

1.インセンティブ過多な依頼

→「レビューで○○円分の商品をプレゼント!」のように、あまりに高額な特典は、誤解を生んだり、規約違反になる可能性があります。

2. 同じ文章を何度も送る

→テンプレ感が強すぎると、「この店、いつも同じことばっかり言ってるな」と思われてしまいます。

3. 押しつけがましい依頼

→「絶対レビュー書いてください!」のような強制感はNG。あくまで“お願い”のスタンスを忘れずに。消費者庁の「景品表示法」なども確認しながら、誠実なやり方を心がけましょう(参考:消費者庁公式サイト)。

まとめ:レビューは“お客さまとつながる魔法のツール”

レビューは、ただの評価じゃありません。お客さまのリアルな声が詰まった、いわば“ブランドとの対話”です。そしてそれは、新しいお客さまの背中を押す、強力な後押しにもなります。

私はレビューを集め始めてから、お店に“人間味”が生まれたように感じました。良い声も、時には厳しい声も、すべてがECサイトの財産になります。

リピーターさんとの信頼関係を大切にしながら、自然にレビューをお願いする。その積み重ねが、きっと次のファンを生んでくれるはずです。

参照データ一覧

ECのミカタ

楽天市場出店ヘルプ

MarkeZine

ECzine

消費者庁

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この記事を書いたひと

Webライターとして活動しながら、ECサイトの運営経験を活かして、売上アップにつながる記事や商品ページの作り方を発信しています。伝わりやすい言葉の使い方や、購入につながるページ設計など、初心者の方にも実践しやすいノウハウをわかりやすく紹介。ライターならではの視点で、EC販売のヒントをお届けします。

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