「メルマガって…正直、読んでもらえてる気がしない。」
そんな風に感じたこと、ありませんか?
ECサイトで健康や美容食品を扱っていた私も、最初はまさにそうでした。せっかく心を込めて書いても、開封率は低いし、クリック率も思ったほどじゃない。
でも、ある日ふと気づいたんです。
メルマガの“書き出し”が、そもそも読まれてなかったと。
ちょっとした会話だって、最初のひと言が重たければ、相手は身構えますよね。メルマガも同じ。
だから今回は、「読まれるメルマガ」の第一歩として、初心者でもすぐに実践できる“書き出しのコツ”と5つの例文をご紹介します。
「なかなか開封されない…」と悩んでいる方も、「何を書いていいかわからない」と手が止まっている方も、ぜひ今日から試してみてくださいね。
① まずは「お客さまの生活に寄り添うひと言」から始める
書き出し例:
「おはようございます!だんだんと汗ばむ日が増えてきましたね。皆さん、水分補給はできていますか?」 |
このひと言、ただの季節のあいさつに見えるかもしれませんが、読者の“日常”とつながる導入として効果抜群です。
私が初めてこれを使ったのは、春の終わりに配信した酵素ドリンクのメルマガでした。「梅雨入り前の体調管理」がテーマだったのですが、冒頭で“気温”に触れるだけで、開封率が前週の1.4倍に跳ね上がったんです。
→ 天気や季節に触れると、生活感が生まれてグッと親しみやすくなります。
② 驚きの“事実”や“数字”で目を引く!
書き出し例:
「実は…40代女性の7割が“朝の疲れ”を感じているって知っていましたか?」 |
これは健康食品ジャンルでよく使った手法です。数字を使うと、読者の“へぇ~”を引き出せるんですよね。
私の場合、引用したデータは厚生労働省や日本健康増進協会など信頼できる情報源から選びました。
例えば、「疲労に関する全国調査(厚生労働省, 令和元年)」をもとに配信したメルマガは、クリック率が20%以上に。
→ 数字の出典は必ず記載することで信頼度アップ!
③ 「まるで日記」のような個人的エピソードで親近感を出す
書き出し例:
「実は昨日、試供品の青汁をこっそり味見してみました。すると…びっくりするくらい飲みやすかったんです!」 |
読者は“企業”より“人”に共感します。
だから、少しの失敗談や試した感想を添えるだけで、読者との距離がグッと縮まります。
私が使ったのは、自分で飲んだスムージーのレビュー。ちょっと粉っぽいけど、ヨーグルトと混ぜたら美味しかった!という実話です。
すると「真似してみたよ!」という返信がポツポツ届くようになりました。
→ 商品の“押し売り”感がなくなるから、購入意欲も高まりやすい!
④ 質問から入る「あなたならどう思いますか?」スタイル
書き出し例:
「朝ごはん、ちゃんと食べられていますか?私は最近、バナナとサプリだけです(笑)」 |
「自分ごと」に変えるには、質問が有効です。読者は、読んだ瞬間に頭の中で“自分のこと”として考え始めます。
実際にこの手法を使ったメルマガでは、商品説明よりも“共感のメッセージ”が多く返ってきました。
→クイズ形式にしてもOK!参加型にすることで反応率アップ。
⑤ 「おトク情報」を“チラ見せ”する
書き出し例:
「今日のメルマガ限定で、あの人気商品が“10%オフ”になるって知っていましたか?」 |
特にリピーターに有効なのがこのパターンです。
書き出しで「え?何が?」と思わせることで、続きを読みたくなる仕掛けになります。
私の体験では、初めてこの導入を使った時、通常2%だったクリック率が5%以上に。
セールの詳細を引っ張ることで、滞在時間も長くなりました。
→「何が?」と思わせる“引き”が大切。タイトルでも応用できます!
メルマガ初心者が気をつけたい3つのポイント
① 長すぎない!1通1テーマが基本
ダラダラ書くと読まれません。1テーマでサクッとが理想。
② 書き出しに命をかける!
本文より先に、書き出しを3パターン用意してみて。反応の違いを見てみると、読者の好みも見えてきます。
③ 自分の言葉で話す
“売る”より“話す”気持ちで。テンプレだけじゃなく、あなたらしさを感じる文章を心がけましょう。
まとめ:あなたの言葉で、お客さまとつながる第一歩を
メルマガはただの販促ツールではありません。
それは、あなたの世界観や、お客さまとのつながりを深める「声」のようなもの。
今回ご紹介した5つの書き出し例は、どれも実際に私が使ってきたものばかりです。
ぜひ、あなたのブランドに合ったスタイルで、楽しく・心を込めて配信してみてくださいね。
「今日はこの書き出しで試してみよう」
そんな風に、肩の力を抜いて始めるだけで、反応はちゃんと変わってきますよ。
参照データ一覧
・厚生労働省「健康実態調査」(令和元年版)