はじめての配送設定

~失敗しないための、やさしい梱包と発送の話~

ネットショップを始めたばかりの皆さん、ついに商品の登録が終わって「これでもう売るだけ!」とテンションが上がってきた頃ではないでしょうか。
…が、そこでちょっと待った!

「配送設定」、ちゃんと整ってますか?

「えっ、それって最後にちょこっと設定するだけじゃないの?」と思ったそこのあなた。
配送の設定、実はショップ運営の“影のボス”なんです。しっかり押さえておかないと、売れたのに商品が届かない、赤字になる、クレームが…なんて展開に。ゾッとしますよね。

でも大丈夫。この記事では、初心者さんがやりがちなミスや「あるある失敗談」も交えながら、配送・梱包・発送の基本をやさしく(でもちょっと面白く)解説していきますね!


目次

配送設定って、なにを決めるの?

配送設定とは、ざっくり言えば「商品をどうやってお客様に届けるか?」を決めること。
でも、実際に決めなきゃいけないのは意外といろいろあります。

配送方法の選定(どの運送会社を使うか)

送料の設定(一律?地域別?それとも無料?)

梱包方法の準備(箱や袋、何が必要?)

発送作業の流れ(注文から発送完了までどう動く?)

これらをバタバタと“その場のノリ”で決めると、あとで痛い目を見ます(私もそうでした…)。


よくあるミス①:送料で地味に赤字をくらう

ある初心者ショップさんは、気前の良さが爆発して「全国一律300円でお届けします!」と意気込んでスタート。
でも待って、北海道に送ったときの実費は1,480円。赤字どころじゃありません。しかも2件目で気づいたころには、すでに10件発送済み…。悲しみの中で、再計算しながら「なぜ私は送料をナメていたんだ…」と反省したそうです。

送料設定のコツ:

  • 地域別に分けるのが◎
  • 商品のサイズ・重さに応じて複数パターン作っておく
  • 送料無料にするなら「〇円以上購入で」など条件付きにしよう

配送業者の送料シミュレーターを活用して、事前にしっかりリサーチしておくのがオススメです。後から泣かないために!


配送方法は“相棒選び”と同じ

配送業者は、あなたの大事な商品を届けてくれる“現代の飛脚”です。信頼できる相棒を選びましょう!

どの配送方法が合う?

  • 小さくて軽いもの → クリックポスト・ネコポス・ゆうパケット
  • 大きめ・壊れ物 → 宅急便・ゆうパック
  • 冷蔵・冷凍品 → クール便対応を選ぼう

ただし「安い=最強」ではありません。
トラブルが起きたとき、しっかり対応してくれるか?補償はついているか?
見えないところの“人間力”も意外と重要なんです。


よくあるミス②:梱包で泣く

ある日、陶器を売っていたショップオーナーさんが、「梱包しすぎると送料が高くなるから…」と、緩衝材を惜しんで発送。
→ 結果、届いた商品は見事に“パリーン”…。
お客様から怒りのメールが届き、「割れた陶器を前に、私も心が割れました…」というエピソードも。

梱包の基本は3つのK!

  • キレイ(見た目は第一印象)
  • ケアフル(壊れやすいものはしっかり保護)
  • コストバランス(必要なところにはお金をかける)

100円ショップでも、実は梱包グッズはたくさんそろっていますよ!


発送作業って、意外とバタつく?

最初のうちは「1日1件だから余裕~」なんて思っていても、突然まとめて10件注文が入ることもあります(嬉しい悲鳴)。
そんな時、何も準備していないと「あれ?この伝票どこ?」「段ボール足りない!」「愛犬ムックが宛名ラベル食べた!」というカオス状態に…。

整えておくとラクになるコツ:

  • 梱包スペースを固定しておく
  • 発送日は週〇回と決める(例:月・木)
  • 伝票印刷・メッセージカードはテンプレート化
  • 梱包材・封筒・ラベルは常にストックをチェック

ちなみにうちの愛犬ムックは、段ボールを見ただけでテンションが上がります。息子がメルカリ用に保管しているのですが、ナゼか出すと入り込んでしまいます。お客様用なので注意しなくてはなりませんよね。(汗) ムック、ごめんね。残念だけど、ムック用ではありません(笑)  余談でした★


プラスαで差がつく“おもてなし配送”

配送は、商品を届けるだけの作業じゃありません。お客様にとっては「あなたのお店と触れる、ほぼ唯一のリアルな体験」なんです。

たとえば…

  • メッセージカードを添える
  • サンプルや小さなプレゼントを同梱
  • 季節に合わせてパッケージを変える
  • 雨の日はビニール包装を強化する

こういう“ちょっとした工夫”が「またこのお店で買いたい」と思ってもらえるきっかけになります。


まとめ:配送もあなたのお店の「顔」!

配送設定は、ショップ運営の中でも地味に思えるかもしれません。
でも、配送がうまくいってこそ、お客様の「ありがとう」が返ってきます。

商品ページをどれだけ頑張っても、梱包が雑だったり、配送が遅かったら台無しですもんね。

今日のポイントまとめ

  • 送料は“現実的”に。とくに遠方への送料はチェック!
  • 梱包は「安心」と「ワクワク」を両立させよう
  • 発送作業は仕組み化で効率UP
  • 配送は“ちょっとした感動”を届けるチャンス

ちょっとづつで大丈夫。
失敗したって、それもひとつの経験です。
笑って「次はこうしよう!」って言えるくらいの気持ちで、楽しくやっていきましょう!

この記事を書いたひと

Webライター/コラムニスト「陽るる」
主婦としての視点と感性を活かし、日常に寄り添うリアルな文章を紡ぐ。
芸能・時事・社会問題など、幅広いテーマを手がけている。
自然と愛犬ムックをこよなく愛する自由人。
「人の心が動く言葉」を追求し、読者とクライアントの“架け橋”となる文章を日々模索中。

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