【初めての商品選び:売れる商品を見つける視点】

「どんな商品を扱えば売れるんだろう…」
ネットショップに興味がある方なら、一度はこんな悩みにぶつかるのではないでしょうか?その気持ち、すごくよくわかります。

実際、多くの方が最初に直面するのが“商品選び”の壁です。どれだけやる気があっても、商品選定の段階でつまずいてしまうと、その先に進むことが難しくなってしまいますよね。

今回は、ネットショップをこれから始めたいと考えている方に向けて、「売れる商品」を見つけるためのコツや視点をお届けします。

私自身、マーケティングやリサーチ、ライティングの仕事を通して、たくさんの商品や売れ方に触れてきました。その中で感じたことや、現場で学んだ“売れる商品の選び方”を、できるだけわかりやすく、実体験も交えながらお伝えしていきますね。

目次

「好きなもの」だけでは売れない現実

まず最初に知っておきたいこと。それは、「好き」という気持ちだけでは商品は売れない、というちょっと厳しい現実です。

もちろん、自分が心から「いい!」と思える商品を扱うことは大切ですし、それがモチベーションになることもあります。でも、ビジネスの視点で考えるなら、それだけでは足りません。

大切なのは、「誰に、どんなニーズがあるのか」を考えること。つまり、自分の“好き”と、相手の“欲しい”が重なるポイントを見つけることがカギになります。

「好き」と「ニーズ」が重なる部分が売れる商品のヒント

売れる商品選びの3つの視点

では、どうやって「売れる商品」を見つけていけばいいのでしょうか?ここでは、私がマーケティングの現場で見てきた中で、特に大切だと感じた3つの視点をご紹介します。

売れる商品選びの3本柱:トレンド・競合分析・使用シーン

1. トレンドと定番のバランスを取る

流行の商品は、短期間で一気に売れる可能性があります。でも、流行には波があり、あっという間に下火になってしまうことも。

一方、長く愛されている定番商品は、大きな爆発力はなくても安定した売上が見込めます。

理想は、この2つのバランスを取ること。
例えば、「今バズっている○○系アイテム」と「いつの時代も売れている○○グッズ」など、両方を組み合わせてラインナップを考えると、安定感のあるショップ作りができますよ。

2. 競合を“味方”にする

「競合が多い=もう遅い」って思いがちですが、実は逆です。競合がいるということは、それだけその市場にニーズがあるという証拠。

重要なのは、「どうやって差別化するか」です。
例えば、価格帯を変えてみる、ターゲット層を絞る、セット販売にする、使用シーンを具体的に見せる、など工夫できることはたくさんあります。

競合のレビューや商品ページをしっかり分析して、「ここが弱いな」と思うところを、自分のショップでカバーできたら、それが強みになります。

3. “使う場面”を想像させる

これは商品そのものというより、売り方に近い話ですが、とても重要なポイントです。

人は「商品、なんかいいな」よりも、「この商品があれば、私の生活がこう変わるかも!」と思えたときに、購買意欲がぐっと高まります。

たとえばペット用のおもちゃを紹介するなら、ただ「丈夫で噛んでも壊れにくい」と書くだけじゃなくて、「元気すぎるトイプードルが大満足で遊んでます!」といったように、実際の使用シーンを描いてあげると伝わりやすいんです。

ちなみに、うちの愛犬ムックも新しいおもちゃを渡すと、すぐにブンブン振り回して全力で遊び始めます(笑)。そんな姿を見ていると、「この商品、他のワンちゃんにも喜ばれるかも」と自然にイメージできちゃうんですよね。

仕入れとリスク管理の話

ネットショップに挑戦しようとするとき、「いきなり在庫を抱えるのが不安…」という声もよく聞きます。そんなときは、“最小ロット”でテストするという考え方がオススメです。

最近では、1個から仕入れられるサービスもあるので、リスクを抑えつつお試し販売ができます。売れ行きを見ながら徐々に仕入れ量を増やしていくことで、大きなロスを防ぐことができます。

また、仕入れ先と良い関係を築くことも成功のカギ。こまめな連絡や丁寧なやり取りを心がけることで、信頼が生まれ、特別価格の案内や新商品の情報を早めにもらえることもあるそうです。

写真と説明文にこだわる

ネットショップでは、「商品を手に取って見てもらう」ということができません。だからこそ、写真の質と説明文の表現力が命です。

最近ではスマホでも綺麗な写真が撮れますが、自然光を使ったり、背景を整えたりするだけで印象がまったく変わります。
実際、同じ商品でも、写真を変えただけで売れ行きがアップするケースは本当に多いんです。

良い商品写真 vs 悪い商品写真(自然光と背景の違い)

また、説明文も「サイズ・素材・特徴」だけでなく、「こんな人におすすめ」「こんな悩みを解決します」といった視点を入れることで、グッと魅力的になります。

最後に:あなたらしい商品選びを

ここまでいろいろ書いてきましたが、何より大切なのは「あなたらしさ」を大切にすること。
日々の中で感じたことや、あなたが「これは本当にいい!」と思えるものを、お客様にも伝えていく。そんな想いがあるからこそ、ネットショップは続けていけるし、お客さんの心にも届くのだと思います。
商品選びって本当に奥が深いですが、だからこそ面白い世界でもあります。
この記事が、これから一歩を踏み出すあなたのヒントになればうれしいです

この記事を書いたひと

Webライター/コラムニスト「陽るる」
主婦としての視点と感性を活かし、日常に寄り添うリアルな文章を紡ぐ。
芸能・時事・社会問題など、幅広いテーマを手がけている。
自然と愛犬ムックをこよなく愛する自由人。
「人の心が動く言葉」を追求し、読者とクライアントの“架け橋”となる文章を日々模索中。

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