Instagramで商品をアピールしたいけど、「どうすればいいの?」と手が止まっていませんか?
「センスないから無理かも」「高そうなカメラが必要なんでしょ?」なんて声、よく聞きます。でも大丈夫。スマホ一台あれば、ちゃんと伝わる写真も投稿もできます。
というのも、友人のユキちゃん(手作りアクセサリーを販売中)、最初は写真に影が映りまくっていたり、指が写り込んでいたりと、なかなかシュールな投稿ばかり。でもちょっとした工夫を始めてから、フォロワー数も売上もぐんぐんアップしたんです。
ここでは、そんなユキちゃんの成功体験も交えながら、初心者さんでもできるInstagramでの商品アピール術をご紹介します。
自分の「色」を出すマインドセット
「映え」や「フォロワー数」に目が行きがちですが、それ以上に大切なのは“らしさ”。
ユキちゃんも、最初のころは「もっとオシャレな感じにしなきゃ」と、他の人気アカウントをまねしてばかり。でもある日、「自分が本当に好きな世界観って何だろう?」と見直して、ナチュラル系のスタイルに変えたんです。そしたら「ほっとする雰囲気が好き」「優しい世界観がいいね」と反応が増えていきました。
個性って、盛らなくていいんです。素直な想いと背景が伝わると、それだけで魅力的に映るんですよね。
スマホでできる写真撮影テク
光を味方にする
プロっぽく見えるかどうかは「カメラの性能」より「光の使い方」。
ユキちゃんは、朝の7〜9時ごろに撮ると、アクセサリーがやわらかくキラッと映ることに気づいてから、朝活撮影にシフト。最初は「眠い〜」と嘆いてましたが、やっぱり自然光にはかないません。
室内撮影のときは、窓際でカーテン越しの光を使うのがベスト。直射日光は強すぎて影がくっきり出ちゃうので要注意。ちなみに、100円ショップで売ってる白いボードは、反射板としてめちゃくちゃ使えます。影がやわらいで、なんだかプロっぽい写真に!
構図は「3分割」でセンス見せ
スマホの設定でグリッド線(縦横3本ずつの線)をオンにして、商品の位置を意識してみてください。
ユキちゃんは、いつも真ん中にどーんと置いていたんですが、グリッドの交点に配置するようにしたら「目に止まりやすくなった気がする!」と感動してました。
空間の余白も大事。ぎゅうぎゅうに詰め込むより、ちょっと余裕を持たせた方が“余白の美”が出るんです。ユキちゃんいわく「思い切ってスペースを空けると高級感が出る」らしいです
背景はシンプルが正義
目立たせたいのは商品。だからこそ背景はごちゃつかせず、スッキリ見せましょう。
ユキちゃんがやっていたのは、
- 無地の布(白シャツの背中とか!)
- ラッピングペーパー(100円ショップ優秀)
- 木目シート(貼るだけでカフェ風)
- 雑誌の1ページ(ちょっとオシャレな雰囲気)
高いものを揃える必要はなし。身近なもので、むしろ「らしさ」が出るんですよね。
編集は“引き算”がちょうどいい
加工アプリで盛りたくなる気持ち、わかります。でも盛りすぎは逆効果。
ユキちゃんは、「Snapseed」と「VSCO」を使っていて、基本は以下の3ステップだけ。
- 明るさを少しアップ
- コントラストを微調整
- 彩度は控えめに
同じフィルターを使い続けると、フィード全体に統一感も出ていい感じです。
投稿文も写真とセットで大事!
最初の3行が勝負どころ
投稿文、最初の3行しかパッと見えません。だからこそ、そこで「読んでみたい!」と思わせるのがコツ。
たとえば、
などなど。質問・驚き・数字、この3つは惹きつけやすい鉄板ワードです。
絵文字はスパイス程度に
ユキちゃんの投稿を見ていても、絵文字は読みやすさの味方。だけど多すぎると、逆に見づらくなっちゃいます。
彼女のマイルールは「1投稿に3〜5種類まで」「段落の切れ目や、ポイントの頭にだけ使う」。たとえばこんな感じ:
👉 投稿の書き出しに ✨ 大事なポイントの横に 📣 お知らせには目立つ絵文字
ハッシュタグは「発見される鍵」
よくありがちなのが「人気タグだけを大量に並べる」こと。けれど、埋もれやすいし、あまり届かない…。
ユキちゃんはタグの種類を分けて、
という感じでバランスをとっています。
投稿本文との間に「…」を入れてタグを分けると、視覚的にもスッキリしますよ。
続けるためのコツ
一気に撮って、少しずつ出す
「毎日撮るの無理〜!」という人、多いです。だからこそ、週1〜2回まとめて撮って、ストックしておくのが正解。
ユキちゃんは日曜の午後に2時間かけて、
- 新作商品3〜4点
- 角度違いのバリエーション
- 小物を変えた別バージョン
などを一気に撮ってました。その後、編集もセットでやっておけば、投稿が超ラクになります。
投稿カレンダーで迷わない
何をいつ投稿するか、迷う時間がもったいない!
Excelでも紙の手帳でもOKなので、簡単なスケジュールを決めておくと便利です。
例:
このルーティンがあると、「今日は何にしよう…」って悩まずに済みます。
ちょこっと分析も忘れずに
Instagramの「インサイト機能」で、
- どの投稿が一番保存されたか?
- どの時間帯の反応がいいか?
- どんな書き方がコメント増えたか?
こういうポイントを見るだけでも、次の投稿がもっと良くなります。
ユキちゃんは「質問文にすると反応が増える」「月曜より水曜がいいねが多い」など、自分なりの傾向をメモしていました。
明日からできる3つのアクション!
- スマホの「グリッド線」をオンにする
- 朝の光で商品を5枚撮ってみる
- 投稿文の最初に“質問”を入れてみる
Instagramは、特別な才能や機材がなくても、工夫次第で伝わる投稿ができます。
完璧じゃなくて大丈夫。ちょっとずつ試して、ちょっとずつ反応を見て、気がつけばあなたらしい世界観が形になっているはず。
商品だけじゃなくて、「誰が」「どんな想いで」作ってるのかが伝わると、ちゃんと届きます。
あなたの投稿が、誰かの心に届きますように。